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風門館徒然。新年初稽古2 小太刀・手鎖・掻取 #田川郡福智町武道館 2024・1・15
令和6年1月15日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・弦音丸氏
稽古内容 体術護身・得物護身
豊前福光派古術 得物第4法 双手術 手鎖
一文字、斜文字、縦文字、肩担、叩き表裏
豊前福光派古術 得物 小太刀・バチ術
素振り足
第1法:迎足、第2法:踊足、第3法:歩足、第4法:舞足表裏
第5法:刺足、第6法:雀足、第7法:踏足、第8法:追足、第9法:入身・退足
第10法:差し足、第11法:小走、第12法:天狗飛
小太刀脇勝 1本目:刺し、2本目:初花、3本目:肩車、4本目:風車 5本目:縦車 初手・藤一文字、8本目:叩き 真名手・舞足陰陽
袈裟蜘蛛・白拍子取・裏拍子取・袈裟絞・横蜘蛛・平蜘蛛・逆蜘蛛・八咫烏
立て膝相撲 20秒×3、足絡みなど稽古
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
新年、二回目の稽古だが、3名、初稽古組がいたので、そのまま、前週と同じ内容にした。
佐賀の唐拳杯が、今年は3月か4月上旬と聞いているので、シーズンオフのこの時期くらいは、古術の稽古をしたい。
特に、手鎖とかは、30年以上稽古していないし、第一、子供の頃にある種の余興的な扱いとして学んだだけである。逆に、あのくらいの稽古で、しかも、長いことやってないのに、けっこう出来るもんだなと自画自賛している。
古術の優れた所は、得物と体術が、基本、似た原理で動く。従って、元手と体術をマスターすると、あらゆる得物が基本的に使えるようになっているところにある。
手鎖なども、道具としての特性さえ理解できれば、体捌きなど同じ原理で動くから、古術者なら、わけなく出来る。
最近は、小太刀を少し稽古しているが、元手が出来れば、小太刀が出来、小太刀が出来れば、元手が出来るようになっている。
そして、小太刀でも、元手でも、出来れば、鉈や斧、鎌、棒太刀など、即座に使える。身の回りの生活用具、作業用具を得物として使うように工夫された古術福光派の真骨頂である。
後半は、寝技。片膝相撲は、受け身不十分でも怪我をしにくいので、いい稽古法だ。私自身は、組み討ち・寝技のみの乱取り稽古などしたことがないが、乱取りの方が、速習性があるのは否めない。
現在の風門館の門中・門人は、木霊丸氏以外は、基本、日本拳法道ルールを稽古に来ている人なので、こういう稽古もやらざるを得ないし、また好きなようである。
立て膝相撲は、力走りを読む鍛錬法としても優れているし、受け身の修得法としても優れている。寝技の基本は、回数をこなすことだから、案外とこの中から寝技達人が誕生する可能性もある。
まずは、10秒で制されないことから始め、やがて、10秒で制するようになること。
それ以上の寝技については、ブラジリアン等の専門に行くように話している。
木立先生は、当身と立ち関節以外は、各自工夫としていた。
私は、その組み討ちと寝技については、福光流を使って他流試合をこなし、また、指導者として門人を育てた。
私も、門人も、対柔道などで、日本拳法道ルールという枠組みの中では、それなりの結果を残している。
出来ることは出来る。出来ないことは出来ない。
宗家の教えを私も忠実に守りたいと考えている。