https://www.youtube.com/watch?v=rjhO-VpHdag&t=174s
令和5年8月6日 日曜日 炎暑 田川郡福智町武道館(金田1313番地1)
行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏
稽古内容 体術総合・体術護身
豊前福光派古術 得物第4法 バチ術
素振足5法 第1法:踊足・第1条・真向、第2条・横面、第三法、刺腰
組形 拍子取・小太刀・バチ 切羽根片羽落
口伝 浮身・一文字腰・一文字踊足・片羽締め・切手
豊前福光派古術 組打 花手1本目・腰車、3本目・鉢回、払車
日本拳法道形 各自受検の課題形を稽古
受け返し稽古
受返 揚突を主にしたコンビネーション5種類×120秒
風門館護身体術 弓月舞足小手返・弓月舞足下段蹴り
組手 L4・90S・2セット
サンドバッグ打ち込み稽古 重い打撃10本・10秒ラッシュ1本
風門館事務局 kirara.1958@gmail.com 代表福光まで。
この日から、正式に古術のバチ術・小太刀の基本。素振り足の教伝を開始。
私が、今から、15年ほど前、日本拳法道と福光流を併伝する風門館として再出発した最大の理由が、このバチ・小太刀などの稽古を為たかったことにある。
それ以前は、日本拳法道だけを教える風門同志会として活動していたが、その頃の門人には、一切、福光流の話しなどしたこともないし、門外不出を守ってきた。
しかし、50にもなると競技武道の日本拳法道だけでは、私自身が面白くないし、また、護身の観点から考えた場合。徒手対徒手では、若い人間や、パワーのあるものにはそんな簡単に勝てるものではない。
しかし、短棒類であっても、得物を持つと、ここからは、技術力がものを言うので、年寄りでも身を守れる選択肢は広がる。
それで、福光流も公開して教伝する風門館としてリューニアルした。
この素振り足は、得物芸法の基本であり、この歩法・体捌きが出来ていれば、各種得物の類いを使いこなすことができる。
バチであっても、持ち歩けば、軽犯罪法に触れるが、自宅内では万が一の際にこれで、身を守ることが出来る。
現在の私の門人には、空手やボクシングなどの出身者もいるが、それぞれの技法には長けていても、畑違いの術になると途端いできない。
だからこそ、昔日の武術は、総合武芸だったんだろうと思う。必要性があるから総合化した。
私の空手の師であった村上先生は、「武道は必ず古伝に戻る。」と常に言っていた。当時は、その意味することもさほど理解していなかったが、ブラジリアンの登場。その後のMMAの勃興などを見ていると確かに古伝に戻っている感がある。
沖縄でも、空手と琉球古武道は併修されていた。
恐らく、平時の護身と言うことを突き詰めていくと、結果として徒手・得物を含んだ総合武芸化せざるを得ないのではないだろうか?
社会スポーツとして、また、徒手の護身芸として、日本拳法道を修得しつつ、対刃物や得物の護身芸は福光流で学ぶ。
それが、私の辿り着いた結論で有り、それに従って、現在の風門館を運営している。
また、得物だけのコースは、毎週土曜日 田川郡香春町風門館本部道場で教伝しているので興味のある方は、連絡ください。