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令和6年3月17日。日曜日。午前の部。雨。田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・千手丸氏・八咫丸氏・A先生
稽古内容 体術総合・体術護身
2本目:鉢返し、3本目:鉢落、4本目:前落、8本目:大外刈
得手:下取払車・足取大内
日本拳法道連盟 3段の形 押し受けの形・挟み受けの形
着胴蹴込み稽古 左蹴足9種
鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・差し足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り・差し足左直回し蹴り・左下段右後蹴り・差し足左直蹴り左横蹴り右後ろ蹴り ×10本
鍛錬手合L1.5 着胴・着籠手・面寸止め・打撃のみ 60秒×1R
鍛錬手合L2(変手スタイル)L4(壮年男子ルール) 2分1R
千手丸氏1R・八咫丸氏1R
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
親戚づきあいの関係あり。昼間から飲んだ。夕方、寝て、幾分酔いが覚めたので、稽古禄を書いている。最近、稽古禄をさぼりがちになっているが、やはり、稽古後に書いて置かないと、記憶が曖昧になる。
古術に関して、全容を知っているのは、私だけなので、実技の伝授と同時に技の名前を残している。それが、この稽古禄の最大の目的である。
さて、稽古内容。相変わらず盛りだくさんの内容をやっているが、全員、キャリアが長いので、2時間で、これだけの内容をこなすことができる。そこが、ある意味、風門館のすごいところである。
気温も暖かくなったので、6月の大会へ向けて、本日から、試合用の稽古を再開。従って、再び組討の形稽古を始めた。
千手丸氏と八咫丸氏には、今後、完全な競技用の組討を教える。A先生は、古術の組討の基本から稽古してもらった。
元々、甲冑組討がベースなので、柔道のようにたたき付けると言うより、転がす系の技が多い。転がして、押さえ込み、首を掻き取る。そう、不思議と日本拳法道ルールと合う。それが、日本拳法道に入門した私なりの一つの動機であった。
A先生は、防具系空手の出身で、単なる黒帯ではないので、しきりに感心していただいて、私としても嬉しい。古術は、玄人受けするのか、他流派の中級以上の人には、意外と驚かれるんだが、初心者・初段・二段クラスには、この技の価値が分からない。
転がす系は、見た目は地味だから、素人受けしないということなんだろうが、分かる人には、分かる。九州豊前香春の片田舎にこれだけ膨大な手業が、非常に整理された形で生き残っているというのは奇跡に近いと私は思っているが、地元では、誰も見向きもしない。
それだけに、評価されると俄然やる気が出てくる。単純なものだ。
後半、3月のテーマは、前足による蹴り。打撃に関しては、全員キャリアのある人ばかりだから、どんどん、進む。9種類のパターンを蹴込んだ。
最後に、鍛錬手合
千手丸氏と八咫丸氏には、面空乱のL2・L4で、60秒ずつ連続で2分1R。
木霊丸氏も、4月に3段を受けるので、60秒でL1・5を2R。A先生も同じく2R。
しかし、驚いた。59歳と64歳。しかも、二人とも、しばらく空手・拳法の稽古から離れている。風門館では、50歳以上の人には、目慣らし程度の乱稽古しかさせない方針だのだが、けっこがっつりやってるので、回りが引いた。
何で、こんなに動けるのか。ほんと、驚き以外の何物でもない。この調子でいくと私まで、やらされそうなので、本日も、私はやらないと宣言している。
人間の可能性とか、よく、本で言葉として見かけるが、生で見ると、驚異だ。
ただ、安心して欲しい。風門館は、護身・健身が主たる目的で稽古しているから、50歳以上の方への乱取りの無理強いはない。
形稽古中心。ただ、間合い・拍子・気走りを掴むのに、乱稽古は有効で有り、速習性が高いことも事実だ。そのために一つの稽古法としてやっている。
稽古の95%は、形と技の受け返しで楽しく出来ますと強調しておきたい。