風門館 大人のための護身教室 日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 公式ブログ

田川・筑豊・北九州・行橋  護身術・日本拳法道・グローブ空手・総合格闘技・総合武道 風門館HP http://www5.atwiki.jp/wotoko/

風門之儀2023。大人のための部活動とは何か?笑顔・汗・爽快感。青春を取り戻せ。田川郡福智町武道館 日曜10時から12時。

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/o-OsFWrQsc8

 

風門館 大人のための部活動とは何か?笑顔・汗・爽快感。青春を取り戻せ。田川郡福智町武道館 日曜10時から12時。

 

私自身は、護身・健身・修身の三位一体を目指して稽古しているが、大人のための部活動して取り組む姿を見るのも好きだ。

 

この日のスパー参加者は、51歳・47歳・46歳・45歳・38歳・25歳。25歳の体験入門者が参加したので平均年齢がぐっと下がると思いきや。それでも、42歳。

 

しかし、みんないい顔をしている。

 

笑顔を交えながら、汗を流し、動き出したら、真剣度MAX。終われば爽快。

 

普段の平均年齢は、47歳だから、試合に勝つこととかが目的ではない。各自、闘いは職場で十分やっている。

 

草の根アマチュアにとって、重要なことは、週末の休日にリフレッシュすることだ。爽快な気分で稽古を終えて、各自月曜からの仕事に備える。

 

それも意義深いことだ。

 

サラリーマンにとって、職場は楽しいものではない。しかし、生きるためには金が必要だから、ならぬ堪忍を強いられながらも、歯を食いしばって働いている。それが実情ではないだろうか?

 

週末。武道・格闘技好きが集まって、怪我の無いよう、無理の無いよう稽古し、心身をリフレッシュさせる。心身共に健康であること。平時の武道に於いては、それが最大の護身実用と言えるだろう。

 

強い・弱いに拘るなら、今や田舎でもプロが教えるKBジムやブラジリアン系MMAもひしめいている時代だ。

 

そこへ、風門が割って入って、強い・弱いを競い合う気などもうとう無い。それが目的なら、わざわざ、風門館を尋ねる人もいないだろう。

 

しかし、月1ペースでしか稽古が出来ないという人にとっては、風門館は、貴重な存在だ。そのための都度払い・700円である。

 

200円は、場所代。残りの500円は、運営費に当てている。

 

名目指導料500円=実質運営費だが、内容は、傍目以上に緻密な稽古をしている。

 

短刀取りから、組討・当身拳法。

 

500円で、週1、この内容はコスパがいい。

 

稽古体系も、市井に暮らす凡夫のために、速習性・実用性・再現性・普遍性・継続性の5点がバランスするように工夫している。

 

誰でも続けられるし、誰でも楽しめる。しかし、遊び半分ではない。速習性と実用性を忘れない。

 

多局面を想定した護身実用の体系としての、バランスの良さ。それを目指して日々工夫改善している。

 

週末に、大人のための部活動として取り組むのも心身の健康法として、素晴らしい方法ではないだろうか。

 

技を練り、スパーも経験値に合わせるので、マスからライトまで、50代でも軽々と出来る強さにしている。

 

その上で、大会に出たい者があれば、その人には、当然ハードな稽古をさせる。

 

自分の意志で稽古し、自分の意志でスパーの強さも決めたら良いと言うのが風門スタイルだ。

 

激しいコンタクトは嫌だと言う人には向いている。無料体験入門は随時募集しているので、試してみて欲しい。

 

ちなみに、多忙な社会人や県内でも遠隔地の人のために、ON・LINE講座もある。

 

特に、福智町武道館や八幡同好会も遠い人は、同好会を作ってはどうだろうか?風門館は、日本拳法道ルール普及のための活動も行っているので、同好会の結成も支援している。

 

仲間を増やしたい。その清々しい情熱が我々の活動の源泉だ。

 

風門館 田川郡福智町武道館 毎週日曜日 10:00~12:00

 

風門館 八幡同好会 北九州市八幡西区市瀬公民館 

第2・第4金曜日 19:30~21:00

 

風門館じむきょく0947・32・3550 代表福光まで。

 

 

 

風門館徒然。 千客万来・体験入門有り。田川郡福智町武道館 2023・3・19

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/R3PDjyga6qI

 

風門館徒然。 千客万来・体験入門有り。田川郡福智町武道館 2023・3・19

 

令和5年3月19日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・上羽丸氏

体験入門1名。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

護身:豊前福光派古術素手第2法拍子取り(奥伝) 肩担ぎ・古練投げ

組討:豊前福光派古術素手第3法組討 花手一本目:腰車、十二本目:負車

風門館護身体術 十文字外車・十文字内車 

日本拳法道連盟 差し受けの形

日本拳法道連盟 各自の課題形

巨神兵対策:弓月・手繰里・踊り足横 

鍛錬手合L1 1分5R

鍛錬手合L2 2分・2R

 

常磐丸氏10R・弦音丸氏10R

 

稽古内容は、護身・組討・当て・拳法形と多彩な内容なので、詳細は省く。

 

先週、アマでもトップクラスの現役選手が、訪問稽古に来てくれたが、今週は、以前より、連絡のあったB氏が、体験入門に来てくれた。嬉しい限りだ。

 

風門館を訪れた人が、一様に驚くのが、田舎のさえない道場にも関わらず、来て体験すると妙に緻密な技を持っているところにある。

 

日本拳法道+福光流の風門館は、現代競技武道とは、やや異質な手業を多く保有している。また、それが机上の空論では無く、現実に我々は、その技術体系を以て、他流試合を行っているので、常にブラッシュアップされたものを持っている。そこら辺が独特なのでは無いかと考えている。

 

最も、未経験者には、風門館の独特の体系に驚きはないが、経験者、特に、総合系をやった人には、なるほど、こういう手口もあったかと驚く技が多いようだ。

 

特に立ち関節が、本逆では無く、順逆を以て崩しに入り、当身と一体化する古術風味の手業は、護身にも競技にも使える手業なので、興味深いようだ。

 

本日の体験B氏も、総合系の武道経験があるために、非常に驚いていた。

 

また、技術もさることながら、一般社会人が、実用性と継続性のバランスを取るために、この34年間工夫してきた、風門館の稽古体系・術技・都度払いというシステムも非常に気に入ってもらったようだ。

 

遠隔地なので、いつもということは難しいだろうが、月1でも、年1でも、是非、一緒に稽古しましょうと誘っている。

 

先週来訪されたA氏や本日のB氏などが加入してくれると風門館の厚みもぐっと増す。

 

私個人は、未経験者の方が教えやすいのは確かなのだが、一方、経験者は即戦力として貴重なので、ほんとにどちらでも良い。

 

春は、新しいことを始めるのにふさわしい季節だ。このブログを読んでいるマニアックなあなたの来訪を心から待っている。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで

 

田川郡福智町武道館 日曜 10:00~12:00

八幡同好会 

北九州市八幡西区市瀬公民館 第2・第4金曜日 19:30~21:00

風門館徒然。出稽古あり。本気度の空気を知る。田川郡福智町武道館 2023・3・12 毎週日曜 10:00~12:00

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/qlENzrZ8kJw

 

風門館徒然。出稽古あり。本気度の空気を知る。田川郡福智町武道館 2023・3・12

 

令和5年3月5日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏。

ゲスト:A氏。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

護身 豊前福光派古術素手第2法拍子取り(奥伝) 天秤逆徳利

風門館護身体術 十文字外車・十文字内車 

巨神兵対策:弓月・手繰里・踊り足横 

鍛錬手合L1 1分4R

鍛錬手合L2 2分・1分3R

 

変わらず、眼精疲労により、網膜剥離した右目が痙攣を起こしているので、簡潔に記す。

 

この日は、ネットで交流しているA氏が、訪問稽古に来てくれた。全国レベルの大会前の調整を兼ねてとのことだったので、後半は、スパーをしまくった。

 

A氏について、細々(こまごま)と書くわけにはいかないが、動画の動きを見てみれば、そのレベルの高さが伺い知れるだろう。

 

特に、経歴が異彩を放つ。40歳からKBを始めて、今2年ほどということだったが、元プロと言われても疑いもしない。そのくらいハイスペックな打撃技術を持っている。

 

本気で稽古をしている人の凄みを見せつけられた思いだった。

 

風門館も、40代で始めた人が多い。40代で始めても、ここまで、ハイスペックなスキルが身につくという現実を目の当たりにしたことの意義は大きい。

 

マススパー・ライトスパーとこなしても、空気が違う。このひりつくような空気は、本気でリングに上がる人間にしか醸し出せない。いい刺激になったと思う。

 

風門館は、<大人のための護身教室>を標榜して活動している。その意味するところは、多忙な社会人でも、安全に、継続して稽古できるレベルでやるということだ。

 

だから、ゆるい。私は、稽古の緩(ゆる)さは、風門の売りだと思っているが、それを勘違いして稽古そのものを遊び半分にやる人間が出てくると、空気が弛緩して、全員が駄目になり、怪我が発生するという危険性も孕(はら)んでいる。

 

そこの塩梅(あんばい)が難しい。

 

だから、日本拳法道連盟では、40歳未満で、福岡武道館のコートに立ったことのない者には、二段以上はやらないのが慣(なら)わしとなっている。

 

二段以上は指導者となっていく。特に三段からは支部長だ。社会人としての経験も未熟な30代が、試合経験も無く、2段以上を取って人を指導するなどということはあってはならない。

 

日本拳法道連盟の段位は、厳しいものではないが、最低限のレベル・節度は求められる。

 

30代の若さで、試合には出たくないが、段は欲しいと言うのなら、そもそも、競技武道の世界に入るべきではない。

 

他にも、競技をしない武道はある訳だから、それを選択すればよいだけの話しである。

 

しかし、A氏の情熱のすごさに圧倒された。20代・30代ならともかく、40からKBに挑戦し、しかも、アマでも全国的な大会に挑戦するというのは、並大抵のことではできない。

 

今後も、交流の約束をして、全員さわやかに稽古を終えた。

 

この日、スパーの参加者の平均年齢は、44.2歳。風門館では、30代から40代、50代でもそれぞれの目的に応じて稽古できる体系を持っているので、是非一度無料体験を試して欲しい。

 

若い頃、空手やKBをやりたかったが、できなかった。あるいは、昔やっていて、再開したいが、もう激しいことはやりたくない。そういう層は必ずあるはずだ。

 

風門館は、そういう層のための選択肢として活動している。

 

風門館事務局。0947・32・3550 代表福光まで。

田川郡福智町武道館 日曜 10:00~12:00

八幡同好会 北九州市八幡西区市瀬公民館 

第2・第4金曜日 19:30~21:00

 

風門館徒然 豊前福光派古術 拍子取り 天秤逆徳利 田川郡福智町武道館 2023・3・5

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/vTiqBJGsU3E

 

令和5年3月5日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

護身 豊前福光派古術素手第2法拍子取り(奥伝) 天秤逆徳利

風門館護身体術 十文字外車・十文字内車 

日本拳法道形 各自の課題形

着胴蹴込み稽古:左右直蹴り。鷺足からの前直蹴り。左右横蹴り

 

鍛錬手合L1 1分3R

 

眼精疲労のため、網膜剥離した右目が痙攣を起こしているので、簡潔に記す。

 

最近、毎週毎に、刃物・鉄パイプ・鈍器などを使った凶悪な殺人事件および刺傷事件が頻発している。

 

最近の事件の傾向は、まず殺してから奪うという凶悪な手口が多発しているから、逃げてくださいでは済まないケースが多い。

 

こういうケースの場合。逃げてくださいとよく言われるが、そんなことは言われなくても分かっているし、逃げられる状況なら、誰でもまずは逃げるだろう。

 

問題は、家族連れには、逃げること自体が最初から不可能であるということだ。自分の孫を置いて逃げたら、私自身生きる価値は無い。

 

風門館の護身と言うのは、逃げられない最悪の事態に、警察がかけつけるまで家族を逃がす時間を稼ぐ。あるいは、その戦闘中にいかに致命傷をもらわないか?そこに重点をおいて稽古している。

 

また、刃物等の得物相手に勝てるのかという質問もよく受けるが、勝てるはずがないだろう。何度も言うが、我々市井の凡夫は、警察官ではないので、相手を制圧する必要は無い。警察が来るまでの間、いかに時間を稼ぐか?いかに致命傷をもらわないか?そのことだけを考えればよい。

 

また、極限状況に於いて、技が使えるかどうかは、運次第だろう。しかし、生存率の確率を上げることは可能だ。

 

刃物を持っていても、基本そういう輩は素人だから、確率はかなり上がる。

 

また、得物には得物が基本だが、バトン等でも不用意に携帯しているいると、逆に軽犯罪法違反に問われる。

 

善良な市民は、バトンさえ持てない中、得物を持った犯罪者から突如として襲われる。これが、今の日本の現状だ。

 

その制約の中で、我々善良な市民が、家族と自分の命を守るためには、最悪だが、得物対徒手の術技を錬磨せざるを得ない。

 

徒手総合武道である日本拳法道をメインとしながらも、毎週必ず一手は、拍子取りの稽古をする所以であり、また、風門館が、<大人のための護身教室>を標榜する所以でもある。

 

私は、<看板に偽りあり>が大嫌いだ。

 

だから、風門館は、<凡夫のための護身の芸>を標榜して活動している。競技武道も練胆・錬気の一つの方法論であると考えている。

 

スポーツ武道だけではないのが風門館の考えだから、常に、私の指導の方針を掲げているところである。

 

風門館。事務局0947・32・3550 代表福光まで。

 

埼玉県戸田市美笹中学校 殺人未遂事件。

https://www.sankei.com/article/20230302-4V3SQ2S77VKNVJI35XPULHNWCQ/

 

埼玉県戸田市の市立美笹中で男性教員(60)が刃物で襲われけがをした事件で、教員の腕や腹に複数の刺し傷があり、腹部の傷は深かったことが2日、捜査関係者への取材で分かった。殺人未遂容疑で逮捕されたさいたま市浦和区の高校生の少年(17)が、複数の刃物を所持していたことも判明。県警によると「誰でもいいから人を殺したいと思った」と供述しており、詳しい状況を調べている。

県警によると、男性教員は校舎3階の教室に入ろうとした少年ともみ合いになり、上半身を複数回切り付けられた。事件後、県警は校内の廊下でナイフを発見し、押収。少年が使った疑いがあるとみて調べている。少年はけがをした教員とは面識がなく、美笹中の卒業生ではないとみられる。

少年は1日午後0時20分ごろ、期末試験中だった教室の後部ドアから侵入。教室前の廊下で駆け付けた教員らに取り押さえられ、男性教員を切り付けたとして現行犯逮捕された。

 

私は、常々、逃げたら良いという意見に異論を持っていた。何故なら、その背景に、問題放棄の匂いを感じるからだ。

また、なぜ、独身独り者の視点で語るのかがまったく解せない。

 

普通、田舎に住んでいれば、通り魔と遭遇する場合、家族連れである可能性の方がより高い。自分の子供を捨てて、逃げたら良いのか?その根本的な問題から、逃げた良いでは、逃避しているとしか思えない。

 

今回の事件もそうだ。刺された教師にとっての合理的な判断は、逃げたら良かったはずだ。しかし、自分が逃げた後、生徒が被害者となったら、職業人として、この教師を世間は責めないだろうか?

 

もし、先に逃げていたら、その後の教師生活は送れないと思う。

 

だから、本来、護身術とは、逃げられない場合の究極の対処法としてある。というのが私の考えである。

 

逃げて済むのなら、武道などやめて、陸上競技をした方が合理的である。

 

そもそも、犯罪者とは不合理な存在なのだから、おうおにして、合理的な選択がとれない状況が多々起こりえる。

 

逃げられない状況の時に、警察が来るまで、時間を稼ぐ。万が一刺されたとしても、致命傷を防ぐ。

 

風門館では、そういう想定の下で稽古している。

 

我々は、警察官ではないので、相手を制圧する必要は無い。時間を稼ぐことと、万が一の際には、いかに致命傷をもらわないか。

 

そのことを考えて稽古すれば良い。

 

目が痛いので、以下続く。

風門館 4月の稽古日程。田川郡福智町武道館&北九州市八幡同好会。

令和5年2月5日 第3回唐拳杯 日本拳法道九州オープンin唐津

田川郡福智町武道館(福岡県田川郡福智町金田1313番地1)

毎週日曜日 10:00~12:00

 

4月2日・9日・16日・23日・30日。(予約済み)

 

風門館八幡同好会

北九州市八幡西区市瀬公民館 

第2・第4金曜日。4月14日・28日

19:30~21:00

 

見学歓迎。無料体験入門随時受け付け中。

 

都度払い700円。入会金などなし。月1ペースでも歓迎しています。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。

 

 

風門館徒然。風門館護身体術とは何か?十文字外車掛稽古 田川郡福智町武道館 2023・2・26

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/MulX-1g8duA

 

風門館徒然。風門館護身体術とは何か?十文字外車掛稽古 田川郡福智町武道館 2023・2・26

 

令和5年2月26日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・弦音丸氏。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

護身 豊前福光派古術素手第2法拍子取り(奥伝) 天秤逆徳利

風門館護身体術 十文字外車・十文字内車 

日本拳法道形 各自の課題形

着胴蹴込み稽古:左右直蹴り。鷺足からの前直蹴り。左右横蹴り

 

鍛錬手合L1 1分3R

 

タフスの試合に弦音丸氏が出るため、その準備の稽古メニューを当分続ける。まだ、詳細が決まっていないので、実現するかどうかは確定していないが、アマKBルールを想定して稽古をしている。

 

その関係で、首相撲対策をやった。

 

風門館では、面が打てるルールであれば、打撃のみ・総合に関わらず、門人が希望すれば、出場させるし、そのルールへ向けての怪我をしないための稽古をする。

 

試合に出ない門人・門中も、その稽古を通して、ルールの違いによって、有効な技術が変わることを知識では無く、体験として学ぶ。

 

未経験で入門して、46歳・1年とわずかだから、早いかなという気もするが、本人が希望するときに、リングを体験することも貴重な経験となる。

 

体重・キャリアなどは、合わせてもらえるということを条件に、許可を出したので、危ないと判断したら、当然、この話しはなかったことになる。

 

それが、今回の条件だ。

 

さて、ここで、風門館護身体術とは何か?について説明する必要があるだろう。

 

私が風門館で教えている技術のうち、護身・組討・掻取は、古術。当身は、日本拳法道を教えているが、私は、KBや空手の経験もあるため、古術でない、かといって日本拳法道でもない、変種の技も多数ある。

 

そういう諸々は、風門館護身体術として分類して教伝している。

 

競技にも使えるが、すこし変化させると護身にも使える。そういう技を持っているのも風門館の強みだと自画自賛している。

 

この首相撲対策である十文字外車は、交流のある筑前塾のA塾長から教えてもらった。元プロキックボクサーから、首相撲対策として、内車を習っていたのだが、合同稽古の際に、風門館では、こういうのをやっていると言うと、こういうパターンもありますよと言って教えてもらった。

 

目から鱗であった。こういう知れば、出来るが、知らなければ出来ないというか発想に無い技。そういうのが門外不出の秘伝だったのではないかと思う。

 

初心者は、首相撲に捕まったら、腹を合わせるとか、首を取り返すとか簡単に出来るものではない。

 

結果として、起こりえるのは、こういうパターンだ。だから、十文字からいかに切り返すか。そこが重要になる。

 

護身実用でもそうだが習得に時間のかかる達人技は、経験値の浅い者には未達に終わるのが現実だ。

 

格闘技をやっている人は、こういう技を笑う人間が多いが、週一回2時間で、風門館は、短刀取りから、徒手総合武道まで、幅広く稽古している。

 

その結果、当然、技の深度は浅くなる。護身実用として他局面を想定するか、一つの競技としてそのルール内だけの技に特化するか?

 

そこが各道場の考え方になると思うが、私は、護身実用に於いては、他局面を想定して、広く浅くの方が、生存率は高くなると言う考え方だから、その考えに従って、稽古している。

 

アマKBに出て勝ちたいなら、短刀取りなどに時間を割くのは無駄なことだ。しかし、万が一の際には、昨今の事例を鑑みれば、犯罪者は、たいてい得物で襲ってくる。となると、得物取りの稽古は必須となる。

 

しかし、護身実用は、得物相手と決まっている訳ではない。他局面に、週1回2時間の稽古で備える。しかも、社会人は仕事が忙しい。月2とかのペースの人も多い。

 

その中で、やりくりしながら、護身実用の経験値を上げるとなると、やはり、修練法としての試合経験はあった方が良い。

 

問題は、怪我だ。

 

ゲームとしての勝ち負け以上に、無事に帰還すること。そのためには、そのルールで起こりえる最悪の事態を回避する稽古が必要となる。

 

これが、私の発想法で有り、また、これこそが、大人のための護身教室を標榜する風門イズムの正体だと言えるだろう。

 

風門館事務局。0947・32・3550 代表福光まで。