日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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令和6年度 春期日本拳法道連盟 オープン段級審査会&木立先生直伝講習会

 

令和6年度 春期日本拳法道連盟 オープン段級審査会&木立先生直伝講習会

 

○日時 令和6年4月28日(日) 10:00~12:00

 

○場所 福智町武道館(福岡県田川郡福智町金田1313番地1)

 

○内容 

 

1 10:00~11:00 木立先生による日本拳法道連盟制定型直伝講習

 

2 11:00~12:00 春期日本拳法道連盟オープン段級審査会

 

形審査・自由組手審査・審判実技講習

 

○参加費

 

・段級審査を受けない方:講習料1000円+場所代200円

 

・級審査を受ける方 各級審査料4000円(場所代・講習料含む)

 

・段審査を受ける方 各段審査料20000円(場所代・講習料含む)

 

日本拳法道連盟の段を持っていない方。ご自分の所有している空手・拳法の段位認定証のコピーが必要です。

 

・段級を受けない方は、審判講習を兼ねていますので、以下の日本拳法乱取り競技法関連ルールにてのスパーリング交流に参加できます。

 

日本拳法道格闘技ルール(格闘フェスタ・セイフティ格闘技ルール)2分

日本拳法道ルール・防具打撃だけの乱取り 2分

日本拳法道壮年男子ルール(新ルール・投げは腰投げ解禁・担ぎ技、居反り技禁止・寝技10秒・関節絞め無し)1分30秒

・風門祭変手ルール(防具付きライトコンタクト・投げは足技のみ・寝技10秒・関節・絞めなし)

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

NKD日本拳法道競技連盟・九州武道連絡会議の方は、グループLINEで申し込んでください。

 

風門館徒然 初心者も楽しめる組手法 鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面空乱・他ライトコンタクト #田川郡福智町武道館 2024・3・24 

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/_ytb--dMyO8

 

風門館徒然 初心者も楽しめる組手法 鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面空乱・他ライトコンタクト #田川郡福智町武道館 2024・3・24 

 

令和6年3月17日。日曜日。午前の部。雨。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・A先生・B氏

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

鎌倉古流豊前伝福光派古術 小太刀:叩き、切り羽根

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

豊前福光派古術 素手第3法 組討 花手 

1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落、3本目:鉢回、4本目:前落、5本目:大外掛、6本目:裾払、7本目:大外刈、8本目:蹴手繰大外

 

得手:下取払車・足取大内

 

風門館当身拳法 基本之素振12箇条

 

真伝:波返 

1本目:基本構えから直突、2本目:基本構えから振り突き、3本目:基本構えから揚げ突き、4本目:基本構えから直蹴り、5本目:組み手構えから左右直突き、

6本目:組み手構えから左右直蹴り、7本目:手綱構えから左右前蹴上げ

8本目:組み手構えから左右上段回し蹴り

 

日本拳法道連盟 3段の形 押し受けの形・挟み受けの形

 

着胴蹴込み稽古 左蹴足6種 

鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り・差し足左直回し蹴り×10本 

 

鍛錬手合L0 遠当て 木霊丸氏・B氏 

鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面寸止め・首からフルコンタクト・打撃のみ 

60秒×1R A先生・千木丸氏・木霊丸氏

鍛錬手合L2(変手スタイル)2分1R 千手丸氏・千木丸氏 

 

千手丸氏2R・千木丸氏1R・八咫丸氏1R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

八幡道場が、活気づいたので、おかげで田川道場も助かっている。昨日も八幡道場から二人出稽古があり、おかげで、活況を呈した。

 

相変わらず、2時間で、濃い内容を詰め込んでいるが、それが、総合武道を標榜する風門スタイルなので、方針を変えるつもりはない。

 

さて、昨日のトピックスはB氏のこと。

 

20代・未経験者なので、昨日の稽古内容は、B氏に合わせた。週1回2時間で、小太刀まで使う総合武道のメニューを、しかも、経験値バラバラのメンバーを考慮しながら組むのは、至難の技だが、そこが指導者としての腕の見せ所だ。

 

久しぶりに、基本の素振りをやった。この基本の素振りは、私の60年に渡る武道経験から選び抜いた基本中の基本であり、自分でも秀逸だと思っている。

 

日本拳法道の基本6本・フルコンから2本・沖縄小林流から2本・KBから2本 12本で構成されている。この基本が出来ていれば、後は動画でも独習可能だろうというくらい打撃技術の必須技術を12本にまとめている。

 

新人が入ったら、全員でこれをやる。黒帯もまだ、基本がしっかりできていないのが実情だ。しかし、大事だが、面白いかというと面白くはない。2時間という限られた時間内で、この面白くない基本をやっていれば、現代人で、続ける人は少ない。

 

強い・弱い、うまい・下手、以前に重要なことは続けることだというのが私の主張である。

 

プロになるのならともかく、風門のように、仕事多忙な社会人が、健康目的でやろうというのに、続かない稽古なら、絵に描いた餅でしかない。

 

黒帯も、こういう新人が来た機会、体験入門があった機会を利用して、徹底的に基本から見直す。その上で、自宅で、この基本を淡々と繰り返す者だけが、真に強くなれる。

 

何事も自分次第だと思う。

 

また、B氏。八幡・田川を合わせて、まだ、5回くらいの稽古では無いかと思う。その彼に、もう組み手をさせるのか?と普通の指導者なら疑問に思うし、批判の的になるだろう。

 

しかし、これも、私なりの経験則から来ている。

 

空手・拳法に入会したら、やはり、真っ先にやりたいのは、自由組み手だろう。そのやりたい時期に、基本が大事だからと言って、組み手をやらせないと寂しい思いをするものだ。

 

昔なら、見取り稽古となるところだが、忙しい現代社会に時間的な余裕はない。

 

一番、熱いときにやらせるのも継続のポイントだ。ただし、怪我はさせないし、新人をミンチにするようなことはさせない。

 

その点、風門館の黒帯は、フルMAXの打ち抜き経験者ばかりなので、相手に合わせてコントロールが出来る。また、平均年齢が高く、社会人として成熟した人間の集まりなので、私の考えを全員が理解しているから、いきりたおすような人間がいないのも、私の自慢である。

 

我々が若かった頃、とにかく、ひどかった。こちらとしては、ちゃんと礼儀もわきまえ、真摯にその流儀の技術を学びたいと思って、入門するのだが、ある程度、突き・蹴りが出来ると分かると、まず潰そうとする。すり潰してミンチになるまで組み手をさせられる。

 

生涯武道とはほど遠すぎた。

 

風門館では、私の経験則に基づき、基本から丁寧に指導するし、一方で、早い段階で組み手もさせる。しかし、ミンチにするようなことは絶対にしない。

 

安心・安全。その人の経験値・修練目的に沿って、適切なレベルで乱取りをさせる。そこは、徹底していると自負している。

 

風門館の最終目標は、生涯武道にある。縁あって、武道に出会った人を大事にする。その人が生涯、行としての武道修練が出来るよう適切に指導し、サポートする。

 

古いようで新しい。けっこうユニークな道場だと自負しているが、結果は出せない。

 

情熱はあるが、結果が出ない。それでも、懲りずに今日も配信を続けている。

第4回唐拳杯 全九州日本拳法道格闘技選手権 一般男子75K以下級 #禅道会熊本道場 vs #総合格闘空手唐武会 本戦 佐賀県唐津市 2023・3・17

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=mKQKxjxdoFQ&t=19s

 

第4回唐拳杯 全九州日本拳法道格闘技選手権 一般男子75K以下級 #禅道会熊本道場 vs #総合格闘空手唐武会 本戦 佐賀県唐津市 2023・3・17 

 

日本拳法道」格闘競技ルールは、日本拳法ルールをベースに、1987年、九州福岡で新たに開発された乱取り競技法です。1987年より福岡武道館においてセイフティ格闘技選手権・格闘フェスタの名称で第33回まで大会を行ってきました。

 

その後、コロナの関係で、3年間の休止期間を挟んで、昨年度2023年・第34回大会より、格闘フェスタ2023・第34回日本拳法道格闘技選手権として、名称を若干変更して復活しました。

 

その際に、この防具式MMAの大会運営を流派の垣根を越えて行おうと結成されたのが、現在のNKD日本拳法道競技連盟の起こりです。加盟に際して、特に費用の負担などはありません。この防具式徒手総合武道の試合に参加できる・交流出来るということだけが条件です。興味のある方は、連絡ください。

 

以下、日本拳法道格闘技ルールの特徴

 

①軽量防具の使用により、動きやすく安全性が高い。

②ローキック有り・足関節有り・絞め技有りなど、どちらかというと空道ルールに近い。

③大会がオープン制であるため、安全に異種格闘技交流戦が出来る。

④寝技10秒制限が特徴の立ち技系総合武道だが、タックルから10秒以内の空撃で極める総合系選手も多い。

⑤柔道で一本に当たる投げ技は2P獲得できるため、組み技系武道・格闘技の選手も勝機有り。

⑥ポイント制だが、KOしても良いので、選手としてストレスがない。

 

日本拳法道格闘技ルールの大会は、昨年度より、メインの福岡武道館大会を頂点として、佐賀県唐津の唐拳杯・福岡県久山町のCRASSO選手権・福岡県田川郡福智町の風門祭など4つの大会が開催されている。

 

#NKD日本拳法道競技連盟 では、加盟団体を募集しています。また、各種大会への参加希望選手も募集中です。

風門館徒然。組討稽古再開・本日の平均年齢56・6歳だが、質は高い。#田川郡福智町武道館 2024・3・17

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/ROQxoO-XKwU

 

令和6年3月17日。日曜日。午前の部。雨。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・八咫丸氏・A先生

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

豊前福光派古術 素手第3法 組討 花手 

2本目:鉢返し、3本目:鉢落、4本目:前落、8本目:大外刈

 

得手:下取払車・足取大内

 

日本拳法道連盟 3段の形 押し受けの形・挟み受けの形

 

着胴蹴込み稽古 左蹴足9種 

鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・差し足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り・差し足左直回し蹴り・左下段右後蹴り・差し足左直蹴り左横蹴り右後ろ蹴り ×10本 

 

鍛錬手合L1.5 着胴・着籠手・面寸止め・打撃のみ 60秒×1R

鍛錬手合L2(変手スタイル)L4(壮年男子ルール) 2分1R 

 

千手丸氏1R・八咫丸氏1R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

親戚づきあいの関係あり。昼間から飲んだ。夕方、寝て、幾分酔いが覚めたので、稽古禄を書いている。最近、稽古禄をさぼりがちになっているが、やはり、稽古後に書いて置かないと、記憶が曖昧になる。

 

古術に関して、全容を知っているのは、私だけなので、実技の伝授と同時に技の名前を残している。それが、この稽古禄の最大の目的である。

 

さて、稽古内容。相変わらず盛りだくさんの内容をやっているが、全員、キャリアが長いので、2時間で、これだけの内容をこなすことができる。そこが、ある意味、風門館のすごいところである。

 

気温も暖かくなったので、6月の大会へ向けて、本日から、試合用の稽古を再開。従って、再び組討の形稽古を始めた。

 

千手丸氏と八咫丸氏には、今後、完全な競技用の組討を教える。A先生は、古術の組討の基本から稽古してもらった。

 

元々、甲冑組討がベースなので、柔道のようにたたき付けると言うより、転がす系の技が多い。転がして、押さえ込み、首を掻き取る。そう、不思議と日本拳法道ルールと合う。それが、日本拳法道に入門した私なりの一つの動機であった。

 

A先生は、防具系空手の出身で、単なる黒帯ではないので、しきりに感心していただいて、私としても嬉しい。古術は、玄人受けするのか、他流派の中級以上の人には、意外と驚かれるんだが、初心者・初段・二段クラスには、この技の価値が分からない。

 

転がす系は、見た目は地味だから、素人受けしないということなんだろうが、分かる人には、分かる。九州豊前香春の片田舎にこれだけ膨大な手業が、非常に整理された形で生き残っているというのは奇跡に近いと私は思っているが、地元では、誰も見向きもしない。

 

それだけに、評価されると俄然やる気が出てくる。単純なものだ。

 

後半、3月のテーマは、前足による蹴り。打撃に関しては、全員キャリアのある人ばかりだから、どんどん、進む。9種類のパターンを蹴込んだ。

 

最後に、鍛錬手合

 

千手丸氏と八咫丸氏には、面空乱のL2・L4で、60秒ずつ連続で2分1R。

木霊丸氏も、4月に3段を受けるので、60秒でL1・5を2R。A先生も同じく2R。

 

しかし、驚いた。59歳と64歳。しかも、二人とも、しばらく空手・拳法の稽古から離れている。風門館では、50歳以上の人には、目慣らし程度の乱稽古しかさせない方針だのだが、けっこがっつりやってるので、回りが引いた。

 

何で、こんなに動けるのか。ほんと、驚き以外の何物でもない。この調子でいくと私まで、やらされそうなので、本日も、私はやらないと宣言している。

 

人間の可能性とか、よく、本で言葉として見かけるが、生で見ると、驚異だ。

 

ただ、安心して欲しい。風門館は、護身・健身が主たる目的で稽古しているから、50歳以上の方への乱取りの無理強いはない。

 

形稽古中心。ただ、間合い・拍子・気走りを掴むのに、乱稽古は有効で有り、速習性が高いことも事実だ。そのために一つの稽古法としてやっている。

 

稽古の95%は、形と技の受け返しで楽しく出来ますと強調しておきたい。

「紅旗征戎(こうき・せいじゅう)、吾が事に非ず」

 

紅旗征戎(こうき・せいじゅう)、吾が事に非ず」

 

座して、亡国を待つか、起って、野辺に朽ちるか

 

梅花既に地に堕ち、桃の蕾未だに固し。

 

菜の花満と言えど、早春の風、時に寒し。

 

世情の烽火、既に雛里に届き、

 

草莽の臣、ただ、小楠公の歌を朗詠す。

 

<かえらじと かねておもえば梓弓 なき数に入る 名をぞとゞむる>

 

風門館。4月の稽古日程。

 

風門館。4月の稽古日程。

 

○風門館福智町武道館

福岡県田川郡福智町金田1313番地1 

毎週日曜日 10:00~12:00

 

4月7日・14日・21日・28日 予約済み

 

4月28日。日曜。10:00~12:00

木立先生直伝講習会

日本拳法道連盟春の昇級・昇段審査会

 

参加費。段・級審査を受ける者は、審査料のみ。

その他。参加者。講習料1000円+場所代200円。

 

○風門館八幡道場 

北九州市八幡西区市瀬公民館 第2・4金曜日 

19:30~21:00

 

 

都度払い700円。入会金などなし。無料体験入門1回あり。

 

少年部・女子部・一般部・壮年部・護身部(壮年男子50歳以上・女性対象)募集中

 

防具式徒手総合武道・日本拳法道を中心に、風門館護身体術・鎌倉古流豊前伝福光派古術などをコース別に稽古します。

 

選手希望・健康目的・護身のためなど、各自の目的に沿ったメニューを組みますので、安心して来てください。無理・無茶はしない道場です。

 

日本拳法道コース

 

日本拳法道ルール・グローブ空手などの大会出場を目指すコースです。壮年部(40歳以上男子)と女子部は、日本拳法道の段級取得を目指します。併伝武術:鎌倉古流豊前伝福光派古術の段級も並行して允可されます。

 

○体術護身コース:護身と健康を目的としたコースです。乱取りは、目慣らし程度のマススパーしかしません。安全で痛くないコースです。50歳以上壮年男子と女性を対象とします。日本拳法道コースとほぼ同じメニューをこなしますが、乱取りや基礎体力はほぼなく、小太刀の稽古をその分行うのが特色です。

 

現在、少人数で稽古しているため、急遽中止もあり得ます。見学・体験入門に際しては、必ず事前に予約を入れてください。連絡無く、来訪されて、休館への苦情は受け付けません。

 

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

 

風門館徒然。風門館八幡道場より。出稽古&体験入門あり。#田川郡福智町武道館 2024・3・10

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/shorts/5I62jZhN2DQ

 

令和6年3月10日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館

 

行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・上羽丸氏

ゲスト:A先生。体験:1名 

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

豊前福光派古術 素手第5法 掻取 

 

寝技返し 馬乗り返し2種・横蜘蛛返

 

豊前福光派古術素手第1法 当身 小袖取12法

第1法・外掴 第2法・羽根掴

 

着胴蹴込み稽古 左蹴足6種 

鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・差し足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り ×10本 

 

目慣らし 60秒×4R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

この日は、八幡道場から、出稽古と体験入門があり、賑やかな稽古となった。今年、4月で、66歳となる。そして、風門の軌跡も、36年目に突入する。

 

このブログでも再三述べているが、風門館は、今から36年前?平成元年。1991年。私が、木立門下に入ると同時に起ち上げた日本拳法道連盟・田川同好会に端を発する。

 

以来、36年。八木山峠以東に、日本拳法道を普及すべく奮闘していたが、稽古を維持するのが精一杯というのが実情だ。

 

小倉南区にも一度、出たことがあるが、半年ほどで撤退した。北九州進出は、風門の悲願であったから、現在八幡道場を預かっている八咫丸氏との邂逅は、奇跡に近かった。

 

門人にもよく話すが、小倉北・南区、行橋にも進出したい。各道場が、週1、曜日を被らないように運営すれば、各道場の門人は、自分の都合のつく時間に、稽古が出来るようになる。それが理想だ。

 

社会人は、忙しい。それぞれのホームの支部に所属していても、仕事の都合上、どうしても、稽古にその曜日は行けないというのが実情だ。しかし、支部が増えれば、自分の都合のつく時間に参加が出来る。

 

かって、福岡の木立先生のところがそうしていた。

 

日本拳法道連盟の支部そのものが、この3年間のコロナによる大会中止で、壊滅的な状況に陥り、なんとか昔の規模に戻すべく、奮闘しているが、KBやブラジリアンに押され、運営は厳しい。

 

しかし、私はそれほど悲観していない。大会運営を行うために、NKD日本拳法道競技連盟が、唐武会・中島会長の奔走により、昨年結成され、当面、大会運営については心配がなくなった。

 

つまり、競技としての日本拳法道には目処がついた訳である。一方、日本拳法道には、一つの流儀としての側面があるが、それは、人が少なくても、木立先生の指導の下、我々、黒帯が、一団結して、形の伝承を受ければ良いのだから、さほどの難事では無い。

 

木立先生の直伝講習会は、風門館が音頭を取って、年二回開くよう昨年から実行している。

 

人集めが大変なことは、今後も変わらないだろうが、実は、九州に日本拳法道という競技があるということ自体は、総合系空手の禅道会や空道のTOPの先生方には、少しずつ知られてきている。

 

中島会長の奮闘のおかげだ。

 

この日、稽古に来たA先生もすごい人だ。個人情報を私が勝手に書くわけにはいかないが、その経歴を聞くと空手関係者なら驚くだろう。ぜひ、指導陣に加わって欲しいところだが、指導よりは自分の稽古が好きなようで、64歳で、目慣らしスパーをばんばんこなしているから驚く。

 

また、体験入門のB君も27歳と若く。もし入会してくれたらありがたいが、体験に来てくれただけでも、やりがいがある。

 

インスタで見たとのことだったので、日々のネットによる空中戦も無駄では無かった感じているところだ。

 

相変わらず、地元、田川・筑豊地区の入門者が少ないので、そこが無念だが、根気よくやるしかないだろう。

 

私も、あと2週間ほどで66歳。35年間、よくやってきたと思う。

 

私に万が一があっても、既に、千手丸氏が四段・師範補。仕事の関係があるので、運営は私がしばらく続投するとしても、指導には不足無いだろう。

 

八幡道場長の八咫丸初段も、打撃に関して言うと、日本拳法道連盟なら三段クラス。指導方法も知っているので、八幡は二段で独立させる予定にしている。

 

先がどうなるのか分からないが、暗いかというとそんなこともない。風門館には、千木丸二段が、三段目指して着実に稽古を積み重ねているので、指導員は層が厚くなってきている。

 

私は、40未満には、大会で勝つための指導を行うが、40歳以上の人には、将来の指導員になるための技・理合い・心構え・考え方などを指導する。

 

年を取って、体中、壊れていても、自分の居場所があると言うのは幸せなことだ。若い頃、危ない橋も渡ったが、おかで、その貯金で生きている。

 

ネットで、さび付いた体・昔の栄光にすがって生きていると書かれているらしいが、年金と同じだろと言いたくなる。

 

風門館は、無名で、田舎道場だが、伝授している技は、意外としっかりしている。そして、我々の最大の強みは驕り高ぶっていないことだ。

 

徒手総合武道は、技の重度が高い。当然、全てをカバーできる人は少ない。だから、他流派の先達から学ぶ。

 

その姿勢さえあれば、指導者としてやっていけるものだ。一番最悪の指導者は、自分が出きなことを隠して、連盟内にも関わらず、出来る人と交わらない。そういうタイプの指導者は、日本拳法道のようなフリースタイルの競技法の指導者としては不向きだ。

 

私は、自分の事を運営者だと定義している。だから、必要とあれば、外部から、指導者を招聘するのに躊躇がない。

 

私の門人達もその姿を見ているので、同じようにするだろう。

 

種をまき続けて、35年。芽を出し、育ってきた樹も出てきた。あと、10年くらいは、まだ巻き続けたいと考えている。