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風門館徒然 元プロキックボクサー・日本拳法道連盟・秋山審判部長 講習会 #田川郡福智町武道館 2023・10・22
令和5年10月15日 日曜日 晴れ 田川郡福智町武道館(金田1313番地1)
行者:千手丸氏・八咫丸氏・上羽丸氏
稽古内容 体術総合
・首の鍛え・体の鍛え
・豊前福光派古術:組討稽古:
払車・尾長鳥・大外刈・負車・裏捨身・肩車 各9本ずつ。
・受け返し 秋山師範の得意コンビネーション3種×60秒・3R
・鍛錬手合 L4・90秒 千手丸氏VS八咫丸氏・上羽丸氏
秋山審判部長 ライトコンタクトルール直伝スパー指導
L2・2分:千手丸氏。
ボクシングスタイル 60秒・八咫丸氏・上羽丸氏
ミット指導 一人60秒
累計:千手丸氏23R、千木丸氏8R、八咫丸氏・15R、弦音丸氏3R、上羽丸氏5R
風門館事務局 0947・32・3550 kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
昨日も、濃密な時間を過ごした。本部から、今般、11月12日(日)福岡武道館にて、開催される 【第34回日本拳法道格闘技選手権】の、【壮年男子LCルール】の確認のために来られるとのことで、援軍としてありがたかった。
稽古も一緒にしましょうかと言われたので、このタイミングで、まさに慈雨。千手丸氏は運があると思った。
あつかましくも、審判も検分してもらい、かつ、秋山師範の得意のコンビネーションを3種直伝講習を受け、独特のリズムなど大変に参考となった。
こうなるとやはり、大事なのは形だなと新ためて痛感した。日本拳法道形が出来いないとやはり、突然の3種の展開についていけない。
私の指導するものとは、全く違うパターンなのだが、基本は、開き足などの組み合わせであるから、基本が出来ていないと何が何やら分からなくなる。特に初心者ほど、今回の秋山師範のコンビネーションの華麗さに目を奪われるのでは無く、体捌き、螺旋の使い方など、宗家直伝の基本の動きの延長線上に、それがあるということに気づいてもらいたい。
大会が終わったら、来年春に向けて、また、形の集中特訓を行わなければと思いを新たにした。
また、秋山師範は、元プロキックボクサーとして、認識されているが、ただの立ち技
の人では無い。私と一緒に真武館全日本に出て、その年、ベスト8、翌年3位。ここで誤解されては困るが、プロキックボクサーとして、真武館に出たのではない、武道・格闘技未経験で木立門下に入り、たしか、わずか1年で、ベスト8,翌年、3位。プロキックボクサーになるのは、その後しばらくしてからだから、いかに偉業かが分かる。
当時は、私の方が、先輩だったから、<秋山は天才だ。>といつも人に言っていた。今回も千手丸四段相手にライトスパーを行ったが、ダッキングの要領でひょいと双手刈りに入り、転がしてからは、必ず打拳で仕留める。
まさに、寝技でも打拳で仕留めるという日本拳法道スタイルの神髄を披露してくれた。全局面対応型打撃武道。これが日本拳法道の真の姿である。百聞は一見に如かず。この日の残像を元にまた、各自工夫していくことになるだろう。
少ない人数ながら、何とかやり繰りして大会に臨む。武道・格闘技は、個人戦だと思っている人がいるが、実際は、チームで闘う。例えて言うと、カーレースに似ているかも知れない。技術指導者・タイムキーパー・スパーリングパートナ-・映像記録係。そして、今回のように縁ある人の援軍。
そういう多くの人の支えを受けて、初めて一人の選手がコートに立てる。だから、人への感謝の度合いも必然として起こる。
机上の空論では無く、誰が、苦しい時に自分を支えてくれたのか。それがあるから、今度は、自分も支える側になった時に、真剣に支える。
言葉では無く、実体験として学び、修得する道徳。それを私は、【修身】と呼んでいる。支えられる側ばかり求め、人を支える体験のない人間には、永遠に分からない世界だ。