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風門館徒然。過去は無駄にならない。二連蹴り:直蹴りからの横蹴り。
令和4年。5月8日。午後の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
行者:千木丸氏・八咫丸氏・T氏。
稽古内容:体術総合・体術護身。
1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落
風門館護身体術:飛膝からの膝車・裾車、鷲掴。
日本拳法道連盟制定形。上受けの形・横受けの形。
受け返し。羽手拳法:三種×20回。蹴足法:3種×20
鍛錬手合L1.7。60秒2R
撃ち込み稽古・サンドバック。雷神波10秒・1R、風神波30秒・1R、
10秒無酸素ラッシュ1R。
今週も打撃経験者ばかりなので、すこし難易度の高い手業を稽古。特に、それぞれの状況・出身武道・格闘技を生かすメニューをやりこんだ。細々した、解説などは、動画を交えながら、説明するが、毎週、楽しい稽古が出来ている。
千木丸氏:右手だけのコンビネーション三種・蹴足三種。
八咫丸氏:円懸かりで、羽手拳法三種。蹴足三種。
T氏:左ストレート・右アッパー・左ボディフック・右ロー。円懸かり。
本日、印象に残ったのは、T氏の得意のコンビネーション。ボクシング歴があるので、パンチのコンビネーションは、面白いものを持っているし、新鮮だ。ただ、それだけでは通用しないのが、徒手総合武道・日本拳法道の面白いところである。
しかし、過去は決して無駄にならない。その得意のボクシングコンビネーションに、右ローを+するだけで、いい武器に変わる。ここらへんは、日本拳法道ルールで他流試合を重ねないと理解できないが、それを知っているのが私の強みだと思っている。
今日の動画は、八咫丸氏。フルコン出身なので、蹴り技がうまい。今日も、直蹴り・横蹴りの二連を稽古して、動画に撮った。
風門館では、蹴り技は、八咫丸氏が、一番うまい。日本拳法道とフルコンでは、ルールが違うので、マイナーチェンジは当然必要だが、フルコンの蹴り技は、そのまま使える。ここでも、過去は無駄にならない。
防具式徒手総合武道・日本拳法道の一番面白い所は、自分の過去学んだ流儀の技が、全く無駄にならないところにある。
その素材を、どう味付けして日本拳法道風にするか。その一点の工夫が面白い。私自身も、色々工夫したが、色んな武道・格闘技経験者も指導して来ているので、各自の得意技をどう生かすか?そういう所は、なかなか抜け目ない。
八咫丸氏やT氏が、どう変化していくか。こうご期待である。
ちなみに、こういうことを書くと、すぐに、未経験者はだめなのかと言う質問が来るが、未経験者でもまったく問題ない。例えば、千手丸氏などは、卓球の経験しかなかったが、日本拳法道+福光流=風門館スタイルで、数々の他流試合をこなしてきている。
また、千木丸氏も、子供の頃多少空手の経験があるとのことだったが、46歳で、入門するまで、武道・格闘技には無縁だったらしい。その千木丸氏、まだ1級だが、八咫丸氏やT氏と手合って、遅れを取るかという、全く問題ない。
色んなスタイルの人が、色んな技を持ち込み、日本拳法道乱取り競技法の中で、複雑な化学変化を起こす。それが、日本拳法道の一番の魅力だ。