日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門之儀2022。大人のための鍛錬手合とは何か?2ヶ月間の苦行。田川郡福智町武道館。10月8日。

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風門之儀2022。大人のための鍛錬手合とは何か?2ヶ月間の苦行。田川郡福智町武道館。10月8日

 

風門館では、自由組手のことを、「鍛錬手合」と呼ぶという話しをさんざん書いているが、毎年、この秋の2ヶ月間は、まさしく、「鍛錬手合」と表現した方が良い。

 

ある種の苦行である。

 

しかし、この年に一度、集中して行う、<鍛錬手合>を通して、ぐんと力が付く。

 

八咫丸三級の成長が著しい。3級と言っても、彼の場合。空手やボクシングなどの、打撃経験があったので、うちに来た時点で、かなりの力を持っていたが、ここ最近、めきめきと力をつけている。

 

46歳とは思えない軽い動きに、驚く。

 

軽いスパーもいいのだが、実は、軽いスパーだけでは、伸びない。結局、防具付きであってもフルガチを経験すると、緊張感が違うから、一気に伸びる。

 

問題は、年中それをやっていたら、体を壊すというところにある。特に、風門のように、女子部1名をのぞけば、全員が45歳以上。

 

体の負担は、若いときとは、違う。

 

このバランスの取り方にいつも苦慮しているのだが、うちの壮年部は立派だと思う。

 

9月から始まった試合稽古に誰も根をあげずについてくる。なかなか出来ることでは無い。

 

しかし、この2ヶ月間を経験すると、普段は、柔らかい稽古でも十分上達する。形稽古や技の受け返し稽古でも、一つ一つの稽古に真剣味がますからだ

 

10月も2周目に突入。試合稽古も後、3週。だいたい、怪我をしないラウンド数には到っているので、後は、L2以上の組手は、週に1本・変手を1本から2本で良いと思う。

 

これで、11月27日の風門祭を怪我無く乗り切れれば、見える世界がまた違ってくる。

 

公式戦というのは、それだけの場の力を持っているものだ。

 

また、いつまでも、こんな乱取りをする必要も無い。私の考えでは、年齢としては、50未満まで、段位であれば、3段までと思っている。

 

どういうことかというと、50歳以上の人は、やりたいなら、変手で試す。50歳未満は、3段までは、防具のフルガチを年に2ヶ月集中して行う。

 

だから、49歳で初段を取った、千木丸氏は、今年で、防具稽古は終わりにしたら良いと思っている。そういう意味である。

 

また、40歳以上には、無理をさせないのが、風門館の考えなので、マススパーと形稽古で正しい技術を身につけるというあり方もあっていいと思っている。

 

うちの壮年部は、試合をしたがるので、させているだけで、無理強いとか、強制とかはないということも付記しておく。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。