https://www.youtube.com/watch?v=lYFOPiVbWWA
風門館烈々。46歳の鍛錬手合L2とは何か?弦音丸5級・鉄は熱いうちに之を打て。田川郡福智町武道館。2022・10・9
弦音丸5級、昨年12月頃だろうか?46歳で入会。今年の6月に5級に昇級。
武道・格闘技未経験。普通の常識では、46歳で、これだけの乱取りを好んでする人は少数派だろう。
普段は、ゆるさで売っている風門館とは言え、年に何度かは、強めの鍛錬手合を志願制でさせる。
なぜなら、将来の指導員とするために、本来の日本拳法道は、乱取り主体の徒手総合武道で有り、軽量防具・6オンスグラブでガチガチのど突き合いをすることを知ってもらいたいという思いがあるからだ。
世の中的には、防具で安全でしょうと言われるが、確かに、防具無しより安全なことは確かだが、日本拳法道の防具は軽量であるため、けっこう効く。
特に、面は痛い。また、ローキックありだから、2Rするとすると足に来る。
しかし、弦音丸氏の熱意はいつも熱い。現状、最も経験値が浅いのが弦音丸氏なので、組手をすれば、どうしても、遅れを取ることになるが、10ヶ月で、ここまで伸びるというのは、過去最高の伸び率だ。
46歳・未経験者でも、ここまでやれる。その見本を彼が示している。
自由組手L2は、面当て止め・他フルコンタクト、打撃のみだが。けっこうえぐいレベルだ。20代・30代では無い。46歳・未経験者が、かくも激しい乱取りを行っているのだから、させてる私自身が、驚いている。
誤解の内容に、言っておくが、風門館では、40歳以上は、志願制である。しかも、年に一度、9月・10月の二ヶ月間だけが、鍛錬手合集中月間となっている。
しかも、強制とかは一切無いので、調子が悪い時は、自由に、軽いマスだけでも良いし、スパーそのものをしなくても良い。
社会人として皆一人前なのだから、学校の部活のように強制性は、一切無い。
各自、独立した個人として、この2ヶ月間、身魂磨きの行法として、鍛錬手合に臨み、
その総仕上げとして、風門祭で、その自分の成果を試す。
そしたら、また、ゆるい稽古に戻り、ゆっくり慌てず、焦らず稽古する。
これが、風門の1年の流れだ。春夏秋冬と同じ。
その歳月の繰り返しが、年輪となって、風格となっていく。
古朴なサムライを作りたい。私の中に、どこかそういう世界観がある。
激烈な御霊磨きの行の先に、苔むした岩のような、古朴な風情を漂わせる人間を育てたい。
そういう仲間達と酒を静かに飲み、熱く闘った頃の思い出を語り合いたい。
鄙びた田舎で、人知れず、10人も仲間がいれば十分だろう。
そんなことを考えながら指導している。
夢物語のようだが、風門館壮年部。次第に雰囲気が似てきた。
12月には、弦音丸氏も茶帯確定。また、一人黒帯への道を歩いている。
風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。