日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館・護身体術。背後両羽根・上羽根・拉ぎ投げ。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

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風門館・護身体術。背後両羽根・上羽根・拉ぎ投げ。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。

 

連日、異様な事件が頻発しており、万が一の確率は、もはや、千が一になっているかも知れない。

 

こういう徒手対得物の動画を上げると、現実に使えるのかという疑問が当然出てくる。正直言って、私にも確信はない。

 

古術では、得物には得物で対処するのが基本だ。しかし、現在の法律は、無法者には優しく、善良な市民には辛い。

 

普段から、例え刃物では無くても、短棒類を持ち歩くだけで、軽犯罪法に触れるのではなかっただろうか。

 

また、現実問題、常に得物を携行して、日常生活を送ること自体が、やはり、非現実的である。

 

となると、不利なことは承知の上で、千が一に備えて、徒手対得物を想定した稽古もせざるを得ないだろう。

 

また、芸というのは、稽古しないと簡単には身につかない。私の門人にも、空手やボクシング経験者がいるが、組手をすると非常にうまいが、こういう拍子取りになると途端に出来なくなる。

 

だから、古流は、総合武芸だった必然性が理解できる。

 

徒手対得物の場合。それを稽古するしか方法が無い。特に背後は、容易ではないのは、承知しているが、我々の場合。相手を制圧する必要性はない。

 

体をずらし、致命傷をくらわないこと。また、警察が来るまでの時間を稼ぐこと。この2点であれば、可能性はなくはない。また、可能性が薄いとしても、やっておかなければ、刺されて死ぬしかない。北九州も渋谷も、犯人は未成年者である。

 

こちらが殺されても死刑にはならない。精神鑑定に回されて、責任能力なしになれば、被害者は殺され損である。

 

役にたつとか、たたないとか、そういう損得勘定の問題をいくらしても、無駄なのである。縁もゆかりもない未成年者が、理不尽にも背後から刺してくる。

 

この現実の中で、生き残るためにどうしなければならないか。それを考えるしかない。

 

ちなみに、渋谷の事件では、母親が刺されながらも相手を取り押さえている。つまり、こういう頭のおかしい人間は、プロではないと言うことだ。

 

少しでも芸があれば、刺されても致命傷にはならない可能性もある。後は、その可能性に賭けるか、無駄なことはしないと言って、運任せで生きていくか。ここまでくると、考え方の問題。生き方の問題となるだろう。

 

むろん、私は、前者である。自分の生死を他人に委ねる気はもうとうない。そもそも、運に全て任せるのであれば、武道など、する必要も無いだろう。

 

自分の生死を他人に侵されない。それが、私にとっての武士道である。