日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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令和3年度 日本拳法道連盟・風門館 秋季昇級審査会 in田川郡福智町武道館。10・17

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https://www.youtube.com/watch?v=v6L8lB4Zp-I

 

令和3年度 日本拳法道連盟・風門館 秋季昇級審査会 in田川郡福智町武道館。

10・17

 

受験者:川上5級。掛かり・自由組手要員 福山三段・南初段

審査:風門館館長:福光(日本拳法道連盟・五段師範)・福山三段(日本拳法道連盟・正指導員)、南初段(日本拳法道連盟・指導員補)

 

審査科目:形之部。4級:横受けの形、3級:差し受けの形 掛かり南初段。

自由組手の部:1本目:南初段、2本目:福山三段。

時間・2分流し。レベル2.5(防具着用:面当て止め、他フルコンタクト)

 

結果:4級・3級共に合格。

 

本日は、久しぶりの昇級審査会。千木丸氏が、入門してから、2年たってると思うが、この間、緊急事態宣言が、四度発令され、その度、閉館を余儀なくされてきた。

 

毎週日曜日。午前10時~12時。貴重な休日を、何を好き好んでと言うのが、芸法修練のつらいところである。

 

一般社会人にとっての貴重な休日の半ばを、割くわけであるから、簡単なようでいて、容易では無い。

 

また、風門館は、ゆるい稽古で売っているが、じゃ、ほんとにゆるいのかと言うとそこまでゆるくもない。空道とか、日本拳法に比べたらゆるいと言ってるのであって、一般社会人にとっては、それなりにえぐい部分もある。

 

日本拳法道連盟の段・級は誰でも取れる。しかし、誰でも取れない。禅問答のようだが、要するに、才能や年齢などは関係ないから、誰でも取れると言っているが、根気よく続けて稽古に来ないと、まず受験すること自体が出来ないので、誰でも取れないのが実情である。

 

この動画を見たら分かると思うが、46歳で入門して、現在48歳の千木丸氏が、10歳下の常磐丸氏と互角に渡り合ってる。この表の結果の裏には、稽古を毎週休むこと無く通い続ける努力と根気力があるということを知らなくてはならない。

 

仕事・家庭・田舎では地域行事もある。それを、やりくりしながら、稽古を続ける。その上に、この結果がある。

 

残念ながら、日本拳法道連盟には、三段以上は、ほとんどいない。段は誰でも取れるのだが、その段を取るためには、稽古に通い続けなければならない。だから、大半の人間が、黒帯前で辞めて行くし、また、黒帯を取っても、二段でだいたい辞めて行く。

 

三段を取るまで、最短で、6年。長ければ9年。その6~9年の間が続かない。

 

誰でも、取れるが、誰でも取れない。この謎々が、分かるようになるまで、最低でも6年かかる。

 

だから、3段以上の人間は、段・級の価値を知っている。強いとか弱いとかは、力や才能・体格・年齢に左右される。

 

しかし、段・級に、そういうものは、さほど関係がない。唯一あるのは、根気力があるかどうかだ。だから、段・級は、その取った分だけ稽古に通い続けた証明証としての機能を持っている。また、やはり、段・級の分だけ、うまさの証明でもある。

 

休みたい・怠けたい自分に打ち勝った証なのは確かだ。それに、いくらゆるいと言ってもやはり、稽古は痛い。その痛さにめげず通い続けた自分への最高の褒め言葉が、昇級なのである。