日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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日本拳法道連盟 風門館 令和4年度秋季昇級審査会 八咫丸氏(46歳)三級昇格。自由組手審査L3 VS千手丸3段(45歳) 田川郡福智町武道館 8月28日。 

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日本拳法道連盟 風門館 令和4年度秋季昇級審査会 八咫丸氏(46歳)三級昇格。自由組手審査L3 VS千手丸3段(45歳) 田川郡福智町武道館 8月28日。

 

本日は、秋の昇級審査会を行った。8月なのに、秋かと言われそうだが、実は、本日タフスとの合同稽古会を予定していた。そこで、その際に、他流との手合を持って、昇級審査に変えるつもりで、通知していたら、合同稽古会が流れてしまい、本人もその気になっている状態だったので、予定通り、執り行うことにした。

 

また、風門館では、昇級・昇段審査会。公式戦は、必ず4Kで撮影し、各自のためにも残すようにしているのだが、手違いがあり、4Kでの撮影に失敗しており、スマホ用で、代替するしかない。素晴らしい組手だっただけに、実に口惜しい。

 

4Kカメラは、めったに使わないので、第7回風門祭へ向けて、全員、撮影に慣れる必要性を感じた。

 

しかし、内容は良かった。スマホでも、十分迫力は伝わると思う。

 

元々、八咫丸氏。フルコン・ボクシング・KBの経験があり、打撃に関しては、日本拳法道なら二段クラスはある。

 

ただし、徒手総合武道・日本拳法道は、打撃・投げ・寝技10秒ありの総合系ルールだから、打撃だけ出来ても、すぐに黒帯と言うことにはならない。

 

他流出身者でも、黒帯までは、週1回二時間なら、3年は我慢してもらわなければならない。その3年間に、どんな形で投げられても受け身が取れる。また、本逆を極められても、即座にタップできる。そういう部分が出来て始めて初段で有り、それだけでも、3年間ではたりないぐらいだ。

 

本来の日本拳法道ルールは、防具付きで安全性を謳っているが、立ち関節有りなので、非常に危険なルールである。

 

風門館は、安全性を最優先しているため、2段以上の取得者で無ければ、本来の日本拳法道ルールでの公式戦出場を認めていない。

 

しかし、公式戦には出なくても、茶帯クラスからは、徐々に、本来の日本拳法乱取り競技法に近づけていく。私は、一般社会人は、本来の日本拳法道ルールで、福岡武道館のコートに立ち、他流試合をして無事帰還する。それが出来るようになれば、十分だと考えている。

 

その段階が二段なのである。

 

本日の一本目は、千手丸3段と60秒。L3。このL3は、防具着用で打ち抜きだから、けっこうくる。普段は、当て止めか、触れ止め程度の組手しかしないので、防具を付けていてもL3になるとかなり緊張する。しかし、その緊張感が、人を育てると言う側面も否めない。そこが、難しいところである。

 

生涯武道を標榜する以上、いつも激しい組手では続かない。しかし、ゆるい組手しか、していない黒帯には、勘違いする人間が出やすいという負の側面も必ず出てくる。

 

33年間、のべ850人ほど指導してきて、一番難しいのが、この継続性と勘違い人間の発生を防ぐバランスの難しさだった。

 

八咫丸三級。三級には、余裕の打撃力で有り、体重差20kちかくある、千手丸3段とも互角に渡り合い素晴らしい組手内容だった。

 

これからは、総合ルールでの乱取りを繰り返しながら、初段へ向けて実力を蓄えていってもらいたい。

 

週1回2時間のうち、前半1時間は、福光流の古伝組討を形稽古でやるのが、風門スタイルだが、3年もすると、投げ有り乱取りをしても、意外と投げ技を打てるようになり、投げた自分が驚くことになる。

 

初段まで後1年。鍛錬手合L4で地稽古ができるように目指して欲しい。