https://www.youtube.com/watch?v=UDgMHG2d4AY
令和3年10月16日。土曜日。午前の部。晴れ。香春町風門館本部道場。
稽古内容:得物護身
・棒振り五法 第1法:振り棒
・素振り足12法 第1法:送り足、第2法:歩み足、第三法:追い足
・豊前福光派古術得物第1法・元手:脇勝(初伝)
一本目・刺し、二本目・初花
口伝:九瑠璃、刺し腰、楔袈裟、車袈裟。
水曜日だっただろうか?突然、常磐丸氏から、古術得物芸法の稽古をしたいという申し込みがあった。無論。即諾。
実は、最近、得物の稽古をしていなかったので、やりたくてたまらなかった最中だったから、渡りに舟だった。
常磐丸氏。剣道二段だが、古術の元手は、剣道とはよほど違う。だから、思うように身体が動かない。当然だろう。流派が違うのだから。
古術の元手は、他の得物芸法の元手であると同時に、古術の体術とも不可分の関係にあるので、現代剣道からしたら、とても、剣道とは言えない術技が多い。
だから、面白いのだ。
それでも、そこは、やはり剣道二段。体術上がりの人と比べると早い。
私の夢は、私の日本拳法道門下が、年を取り、拳法は、きつすぎるという年齢に来たら、古術の得物芸法を教えることにある。
そうやって、古術福光派の芸法を生き延びさせたいと思って、今日まで活動してきた。
特に、勧めたわけでは無いが、常磐丸氏が、初めて、正式に、古術の得物芸法を学びに来たことで、少しは夢のきざはしが見えた。
先は分からない。しかし、今日一日が、私に、夢のきざはしを見せてくれたなら、それで、幸せでは無いか。そう、思っている。