日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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日本拳法道連盟 風門館 同好会及び支部道場運営方針。令和4年8月11日。

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風門館は、八木山峠以東に、日本拳法道を普及するために、私が起ち上げた、田川同好会に端を発する。私が、日本拳法道連盟二段を取得した段階で、風門同志会と名を改め、結成以来33年間、競技法としての日本拳法道を九州各地の他流派に紹介すると同時に、一つの流儀としての日本拳法道を継承して現在まで活動している。

 

私の上記の経験を元に、八木山峠以東に、同好会を設立したいという人が現れれば、積極的に支援し、日本拳法乱取り競技法の普及を図るとともに、あくまでも、一つの流儀としての日本拳法道を後世に残すべく活動している。

 

現在、八幡同好会が結成され、活動を開始している。他武道出身者で、日本拳法道の同好会を作りたいという場合。風門館が支援するので、風門館事務局まで連絡をいただきたい。

 

以下、風門館における同好会・支部道場の運営・細則を記す。

 

1 同好会。成人有級者がいれば、結成できる。ただし、三段取得までは、風門館に所属し、基本的には、風門館福智町武道館で稽古しながら、同好会運営にあたる。有段者が出るまでは、会員は、成人のみとし、少年部の指導は認めない。また、有級者の指導料徴収は、認めない。場所代・電気代などの運営費のみ参加者で分担する。

 

2 指導員派遣 同好会には、私を含め、有段者を定期的に派遣する。その際には、指導員補(初段)・準指導員(二段)・正指導員(三段)・師範補(四段)・師範(五段以上)への謝礼として指導料500円×人数分を渡す。場所代については、会員が負担し、指導員補以上は、負担しない。

 

3 支部道場。初段(指導員補)を取得した者が、運営に当たれば、その段階からは、風門館八幡道場などと地名を冠した風門館の支部道場として活動してもらう。支部長以上の有段者が出向して指導に当たる場合は、指導料500円を場所代とは別途に集金する。また、風門館本部からの定期的な指導員派遣を拒否した場合。風門館の名称を使っての活動を禁止する。また、九州武道連絡会議などの加盟も禁止し、合同稽古会への出入りを禁止する。

 

4 独立 三段取得後は、風門館から独立して、日本拳法道連盟内の支部道場としての活動を道場長の裁量で行う。指導料の設定なども、各支部道場で自由に設定出来る。また、支部に昇格した道場に、支部長以上の有段者が、稽古に行っても、稽古内容などに口を出してはならない。また、指導料は払わなくても良いが、場所代は、一般会員と同様に支払わなければならない。

 

5 残存。三取得後、風門館の支部として活動する場合も可能である。

 

6 講習会。三段取得後、四段師範補以上の有段者を招聘したい場合。指導料として一人1000円の講習料を支払う。

 

7 空手・拳法などの有段者は、二段からの審査になるので、4年もすれば、3段になれる。他武道出身の有段者の支部開設に関しても、風門館が積極的に支援する。

 

以上、今後も問題点があれば、この細則も変えていくが、当面、このような指針で良いのでは無いかと思っている。同好会での活動は、この指針に沿ってやってもらえれば良い。

 

さて、ここで、なぜ、三段に拘るかの理由を話しておこう。日本拳法道連盟は、一つの競技法の団体であるという一面と、一つの流儀であるという一面を持っており、この意味が分かるまで、最低でも6年はかかる。つまり、その頃には、三段になっているので、三段で独立に拘っている。

 

例えば、競技法としての日本拳法道だけやりたいのであれば、空手+柔道、KB+ブラジリアンなど、打撃と組み技を知っていれば、誰でも勝てる。そういう支部があっても良いと思っているので、連盟内の他の道場がそういう競技法としてのみの日本拳法道をやることに反対はしない。

 

しかし、風門館は、冒頭にも書いたが、一つの流儀としての日本拳法道を継承することを重視している。従って、私の門人には、徹底して日本拳法道の基本の素振り6本と日本拳法道形をさせる。風門館を名乗る以上、これは絶対条件である。

 

更に言うと、日本拳法道連盟の昇段審査は、それほどハードルが高い訳ではない。未経験で始めても、最短6年あれば、3段になっている。一つの流派で、たかが6年の辛抱がきかないものが、初段・二段で、お山の大将風を吹かす道場開設など武道界の常識としてもあり得ないだろう。黒帯を締めた初段あたりが、動画を見て、真似事の極真風な稽古をしたりとかあってはならないことだ。

 

私は、門人にいつも言っているが、極真が好きだというなら、極真に行けばいい。MMAがやりたいなら、MMAのジムに行けばいい。

 

日本拳法道に入門した以上、日本拳法道をやるのが筋と言うものだろうと。総合ルールで他流試合をする。だからこそ、しっかりとした軸がいる。それを作るのが基本の素振りで有り、日本拳法道形なのである。その6年を一つの流儀で辛抱できない者は、そもそも、人に武道を教える資格がない。私はそう思っている。

 

最後になるが、日本拳法道連盟は、非常に自由な団体である。むしろ、自由すぎると言った方が正確かも知れない。しかし、一歩間違えるとその自由さをはき違える指導員が出やすい土壌を有しているのも事実だ。

 

自由と、流儀としての軸を守る。簡単なようで、難しい。風門館は、敢えてその道を歩こうとする者の集団でありたいと努力している。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。