日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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令和4年度 日本拳法道連盟 秋季昇段審査会 自由組手審査 in福岡市南区弥永小学校。9月17日。 

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令和4年度 日本拳法道連盟 秋季昇段審査会 自由組手審査 in福岡市南区弥永小学校。9月17日。

 

初段受験 川上一級(風門館) 自由組手審査・空乱60秒 評価点:3点。

対手福山三段(風門館)

 

風門館は、「大人のための護身教室」を謳って活動している。少年・女性も大歓迎だが、仕事が多忙な社会人のための道場であることを第一に考えて活動しているため、壮年部の入門者が多い。

 

入門した壮年部に取って気がかりなのは、やはり組手の強度であろう。日本拳法道の大会などは、防具装着で安全性を確保しているため、逆にルールの自由度が高く、源流の日本拳法より、空道寄りである。

 

しかも、フルガチでどつき合うため、アマチュアとしては、けっこうえぐいルールだと言える。

 

その動画などを見て、入会・入門を躊躇するという人が多い。しかし、昇段審査では、年齢に応じて、強度を変えるので、あまり心配しなくて良い。40代以降の壮年部の場合。自由組手の審査は、ライトスパーに近い空乱で審査する。

 

見るのは、ステップ・タイミング・バランス・スタミナ・フォームなどである。また、ディフェンス・オフェンスの技術力などが審査の対象だから、きっちり稽古した人であれば、誰でも3年あれば、初段に合格できる。

 

ただ、逆に、バランスの悪い人は落とされる。日本拳法道は、徒手総合武道であるから、バランスの悪い人間は、大会などで他流と対戦すると、非常に危険で有り、大怪我につながりやすい。

 

だから、特に、バランス・ステップにはうるさい。

 

また、昇段審査は、技術重視であるから、ライトスパーで十分、対象者の力は分かる。

 

ガチガチでやりたい人は、大会に出れば良いのだから、そこら辺、他流派への大会出場もOKな日本拳法道連盟では、柔軟な対応ができるので、指導者としても安心して壮年部の指導が出来る。

 

武道である以上、やはり、昇段審査は一つの目標である。特に、壮年部にとっては、昇段審査は大きな目標となる。しかし、一般社会人、しかも、40以上の壮年部にとって、あまりにも壁が大きすぎれば、諦めるしかないだろう。

 

例えば、40歳を過ぎて、未経験で、入門した壮年部に、ヒマラヤを目指せと言っても、それは無理だろう。

 

目標設定は、誰でも努力しさえすれば、実現できるものでなければならない。その点、日本拳法道連盟の昇段審査は、根気力さえあれば、実現可能であり、かつ、ふざけた稽古しかしていないと実現できない壁を設定している。

 

今回、新しい初段が一人誕生したが、風門館には、後3人、壮年部の有級者がいる。その3人が、今回の昇段審査の動画を見て、より一層やる気になってくれれば、49歳で初段に昇進した川上新指導員補の果たした役割は大きいと言える。

 

人は具体的な現実を見て、目標とするものだ。46歳で入門し、49歳で目標であった初段・黒帯となった川上新初段は、壮年部に希望を与えたと思う。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。