風門館徒然。鍛錬手合L2変形。着胴フルコンスタイル。in田川郡大任町B&’G。2020・8・2
https://www.youtube.com/watch?v=JKPE4rnfDsg&t=28s
日本拳法道連盟が採用しているマスクは、市販の「フェイスガード」面である。
軽くて、丈夫。呼吸が楽など、長所もあるが、このマスクに6オンス・Full・Maxで撃たれると、痛い。脳へのダメージは、グローブ・素面よりは軽いと思うが、首への負担は大きい。そして、頭が痛い。この痛みが辛い。
基本は、目・鼻・歯を守るためにあるので、見た目以上に衝撃が来る。
この衝撃が嫌で、だいたいやめていく人間が多い。そのため、風門は、大会以外は、マスク着用で、当て止めのL4で稽古している。
普段の稽古で、ガチを続けていたら、うちのような道場は、あっという間に解散に追い込まれる。また、一般社会人の護身実用としては、面当て止めくらいで十分ではないかと考えている。
二段前後に、この面での乱取りが嫌になる時期がある。最近、常磐丸初段が、面有りだと集中できないと言うので、今は、面有りからはずしている。
そういう場合。風門では、無理はさせない。乱取り・地稽古のレベルは、各自の目的に沿って、自分で調整するというのが、風門のルールである。
K氏も、まだ、面付きは慣れていないので、ちょうどいいタイミングだと思う。
ディフエンスの出来ていない初心者が、強烈な面突を食らうと、それが嫌になって辞めていく。恐怖心だけが先に立って、居着いてしまい。逆に技術が伸びない。
若い大学生とかならいいのだろうが、40代・50代が多数派の風門では、根性論では身体がもたない。
だから、風門では、白帯の間は、面はスキンタッチのL2で地稽古をする。そういう中で、頭が少し痛いとか、集中できないという人間には、絶対、面突有りをさせない。
そういう場合。着胴・面突なしの変形フルコンスタイルでやる。初心者には、このスタイルも勉強になる。面を気にせずに接近戦と蹴りが上達するからだ。
各自の体調・技術レベル・年齢・目的・目標などを考えながら、鍛錬手合のレベルを調整する。そこも、風門館の特徴と言える。