https://www.youtube.com/shorts/T5NYvnpP9xE
令和6年3月3日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館
行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏
稽古内容 体術総合・体術護身
寝技返し 馬乗り返し2種・横蜘蛛返
第1法・外掴 第2法・羽根掴
着胴蹴込み稽古 左蹴足6種
鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・差し足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り
鍛錬手合L2.5 素面・素籠手取り 面空撃、他ライトコンタクト 掴みあり。投げ可、寝技10秒 90秒×2R
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
以前は、稽古が終わると同時に、稽古禄を書いていたが、最近、筆が進まない。結果として、たかが2週間前のことが、正確に覚えていない。
やることは多いし、伝えることも多い。競技もやれば、護身もやる。その上、週1回2時間。しかも、社会人ばかりだから、全員、週1で来ることは無い。その日に来たメンバーの熟練度を考慮しながら、必要な稽古をしなければならないから、けっこう頭を使う。
しかし、そこが楽しみでもある。
まず、護身。この稽古の前週だっただろうか、北海道のコンビニで刃物による刺殺事件が起きた。死亡した人は、バックヤードで刺されているので、いわゆる<逃げてください>が通用しない現場で起きたことになる。
日本の治安状況の悪化に怒りを禁じ得ないが、無策な政府を弾劾していても、すぐには解決しない。その間、万が一の際には、なんとか生き残るための技術は必要だと考えている。
だから、風門館では、拍子取りの稽古も必ず一手行う。制圧が目的ではない。包丁相手なら、とにかく、腹を刺されないことが重要だ。刺されたとしても、真っ直ぐに刺されずに、少し体を捻れば、手術で生き残る可能性は高くなる。
「ゴジラ-1.0」ではないが、生き残るために抗え。それが風門館の護身に対する基本的な考えだ。
3月からは、拍子取りとして、霞取籠手返の伝授を開始した。2ヶ月ほど、この一手の稽古を行う予定である。
また、ここ最近、素面・素籠手取りの研究を続けている。最初は、皆、戸惑っていたが、ここ何度かで、どんどん慣れてきて、けっこう高度な乱取りが出来るようになった。特に、この日は、全員黒帯以上だったので、投げ・寝技10秒も解禁したL2.5で取ってみた。
私としては、小袖取りからの捌きを期待しての組み手法だったが、やはり、柔道的な組み手になるから、やはり、空道スタイルが自然なんだろうと改めて思った。
競技が近くなれば、当然グラブ使用の乱取り中心になる。気温が上がるまで、もう何度か、素面・素籠手による掴み有りの研究を続けたいと考えている。