日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 鍛錬手合L1 素面・素籠手 田川郡福智町武道館 2024・2・4

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令和6年2月4日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・上羽丸氏 

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

豊前福光派古術 得物 小太刀・バチ術 

素振り足 

第1法:迎足、第2法:踊足、第3法:歩足、第4法:舞足表裏

第5法:刺足、第6法:雀足、第7法:踏足、第8法:追足、第9法:入身・退足

第10法:差足、第11法:小走、第12法:天狗飛

 

小太刀脇勝 1本目:刺し、2本目:初花、3本目:肩車、4本目:風車 5本目:縦車 初手・藤一文字、8本目:叩き 真名手・舞足陰陽

 

小太刀:叩き・切羽根

 

豊前福光派古術 素手第5法 掻取 蜘蛛手12手のうち8手

 

袈裟蜘蛛・白拍子取・裏拍子取・袈裟絞・横蜘蛛・平蜘蛛・逆蜘蛛・八咫烏

馬乗り返し2種

寝技・袈裟蜘蛛掛稽古 10秒×3本

立て膝相撲 10秒×3本、足絡みなど稽古

 

受け返し稽古 5種 面突・3拍子。2・2拍子・3・2拍子

風門館護身体術 弓月手繰里取表裏

 

鍛錬手合L1 60秒×3R

鍛錬手合L1.5 60秒×3R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

稽古禄を、その日のうちに書かないと、内容が詳しく思え出せない。稽古内容は、ほぼ変わらず。三月の佐賀の大会を見送ったので、当面は、小太刀の稽古も続けたい。

 

さて、最近、鍛錬手合のレベルを見直している。私は、このブログでも再三書いているが、万が一の際の護身の芸として、武道稽古をやっているし、大会参加もその修練の一環であって、そのルールにおけるチャンピンを作るつもりは毛頭無い。

 

だから、鍛錬手合も護身実用を念頭に置きながら、都度都度に見直している。

 

どんな組み手法も一長一短がある。競技で勝つことが目標なら、そのルール専一で稽古しなければならない。

 

しかし、目的が護身実用であるならば、色々なルールに出て、色々な他流試合をこなすほうが経験値が上がると私は考えている。

 

万が一の際には、当たりのことだが、手にグラブはしていない。素手による乱取り経験は、必須だ。特に、相手の袖を掴む技術。これと当て身が合わさると非常に有利になる。

 

投げるのでは無く、掴んで引き回す。芦原会館の捌きは、理に適っていると思う。

 

この日から、本格的に素面・素籠手の乱取りをやらせたために、私の意図が伝わらず、フルコン風になってしまっているが、それも慣れだ。

 

私は、硬式空手の大会にも4度出て、貴重な体験を積んだ。グラブとは違う、素面による攻防は、グラブとは違う技術。新しい技術では無く、マナイーチェンジした技術が必要になる。

 

千手丸師範補・八咫丸初段とも、いずれ指導者としてやっていかなければならない。掴む技術・掴んで引き回す技術・掴みと当て身を併せる技術。そういう諸々の研究を競技の無い時期にやってもらいたい。

 

最後になるが、実戦と競技は違うとよく言われる。そういうことは承知しているが、逆に万が一実戦となったら、加害者になる覚悟が必要だということも承知の上で言ってるんだろうかと疑問に思う人がいる。

 

何となく、深く考えず、高名な武道家が著作などで言ってることをそのまま鸚鵡返しに繰り返しているケースがある。

 

今の時代、よほどのことがないと正当防衛が認められない。過剰防衛どころか、逆にこちら側が傷害罪になる可能性もある。

 

従って、よほど特殊な経歴の持ち主でない限り、そうそう実戦などできる時代では無い。

 

もし、サラリーマンで、実戦体験があると言う人がいたら、私などからすると<?>である。

 

街中で実戦あんど経験したことのあるサラリーマンは、極めて希だと思う。傷害罪に問われると普通は首だろ。

 

だからこそ、ルールのある試合でしか試せないのだ。

 

その競技武道・格闘技のアマチュア草の根の大会でさえ、怪我を覚悟しなければ、コートやリングには上がれない。

 

考え方はいろいろあるだろうが、私は、乱取り経験なしの場合。護身実用で使うには不確定要素がありすぎると思っている。

 

だから、競技至上主義でも無く、かといって形稽古のみでもない現在の風門館を作った。

 

これは、私のような平凡なサラリーマンで、週1回・2時間の稽古が精一杯という人間にとっては、正解だと思っている。

 

明日の稽古もまた、工夫を積み重ねて解をみつけたい。