行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏
稽古内容 体術総合・体術護身
豊前福光派古術 得物 小太刀・バチ術
素振り足
第1法:迎足、第2法:踊足、第3法:歩足、第4法:舞足表裏
第5法:刺足、第6法:雀足、第7法:追足
小太刀脇勝 1本目:刺し、2本目:初花、3本目:肩車、4本目:風車 5本目:縦車 初手・藤一文字
帯取返・抱車・抱捨身
日本拳法道形 押受けの形・挟み受けの形(三段)、
鍛錬手合L1 千木丸二段 2R
風門館事務局 0947・32・3550 kirara.1958ss@gmail.com
代表福光まで
この週から、千手丸師範補が復帰。ただ、足を痛めているようなので、昨日もまったりと稽古。
小太刀の素振り足は、順調に進展している。むしろ、短期間にここまで来るとは思っていなかった。
出来れば、このまま、12法。全て伝えたいところだが、週一回二時間で、総合拳法をやるだけでもアップアップしているから、難しいところだ。今週はタフスとの合同稽古があるから、最終日の稽古納めの日に、残り行けるところまで行こうと予定している。
今後のことだが、当面、千木丸二段の肩が良くなるまでと、来年4月、木霊丸師範が、三段を取るまでは、護身体術コースと合同稽古にしようと考えている。
今、門人も混乱しているようだが、風門館壮年部と護身体術コースの違いは何か?
壮年部は、最低でも、風門祭にどんなルールであれ、現役で参加する者。40歳以上の壮年男子で、大会一切NGな人は、護身体術コースに分類としようかなと考えている。
指導は、私が、両方を統括するが、今後は、体術総合の方は、千手丸四段。護身体術コースは、木霊丸師範(鎌倉古流免許五段)が当たれば良いかなと考えている。
一番の違いは、小太刀をしたいかどうかになるだろうが、そこら辺は、特に厳密に決めなくても良いので、各自の好みで構わないと考えている。
日本拳法道連盟そのものは、40歳以上には、試合は推奨していない。出てもいいが、むしろ勧めないのが木立先生の考えだ。
だから、大会に出ない壮年部は、昇級・昇段審査を目標に稽古し、乱取りも寸止めのマススパー・鍛錬手合L1で審査もパスする。形と動きが出来るかどうかが一番重要視される。
だから、壮年部で体術だけやりたいという人はそれでも良いし、大会に出ない・で、小太刀もやりたいなら護身体術コースでやれば良いかなと考えている。
門中・門人一人一人の意志を尊重して、今後も運営方針を決めていきたい。
さて、千手丸氏が復帰したので、抱車の基本、帯取り返しを伝授した。
古術では、四つ組み系統の手業は、素手第四法:腰取として分類している。三六本手数があるが、普段やらないので、系統的に技が出てこないが、必要な技は、ポンと出てくるから我ながら不思議だ。
11月の34回大会で、千手丸氏は、柔道相手に抱車を決めた。見事としかいいようがない。
私的には、他流試合、しかも講道館流を相手に古術の投げ技が決まったときほど興奮することはない。
ただし、抱車は、腰をやりやすい。要するに居反り系の技。フロントスープレックスだから、腰への負担が大きい。
一度、試合で使って成功体験を掴むと必ずまた無意識に使う。若ければ、居反り系をバンバン出してもいいのだが、来年は46歳になるから、居反り系は危険だと思う。
この抱車の基本は、本来帯取返であって、そこから変化して、居反りで投げれば抱車、さらに、腰に乗せずに捨て身に取れば、抱捨身となる。
私の稽古禄は、稽古の記録だが、次の稽古メニューを確認する意味合いもある。
本来、系統的に教えたいところだが、大会用に悠長なことを言っている暇は無い。
系統を無視してでも、必要な手業から教える。この三手を飲み込むまで、当面稽古を続ける。
来年三月、佐賀で唐拳杯がある。頭の中には、そこまでのスケジュールで一杯だ。
風門館壮年部。平均年齢。52歳。一人の現役を支えるために無理をさせて申し訳ないという気持ちと同時に、それが日本拳法道と言う世界だ。との思いもある。
そうやって、苦労をともにした者だけに、帯の段位が報われる。他流派ほど厳しいわけでも無いが、意外と過酷かも知れない。
皆で現役を支える。それが、我々日本拳法道連盟の心の中のプライドでもある。
と偉そうな感じになるので、サビついた人間と批判されるらしい。余計なお世話だと言いたくなるが、私のこととは特定していないので、むかむかしながらヨガにも通っている次第である。