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風門館徒然 全員で日本拳法道形・横受けの形(初段審査)
令和6年2月18日。日曜日。午前の部。晴れ。暖冬。田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・弦音丸氏
稽古内容 体術総合・体術護身
豊前福光派古術 得物 小太刀・バチ術
素振り足
第1法:迎足、第2法:踊足、第3法:歩足、第4法:舞足表裏
第5法:刺足、第6法:雀足、第7法:踏足、第8法:追足、第9法:入身・引身
第10法:差足、第11法:小走、第12法:天狗飛
小太刀・拍子取:叩き・切羽根
袈裟蜘蛛・白拍子取・裏拍子取・袈裟絞・横蜘蛛・平蜘蛛・逆蜘蛛・八咫烏
馬乗り返し2種・裾固
第1法・外掴 第2法・羽根掴
日本拳法道形 初段の形 横受けの形
受け返し稽古 5種 面突・3拍子。2・2拍子・3・2拍子
鍛錬手合L1 素面・素籠手取り 面空撃、他ライトコンタクト 掴みあり。瞬時の投げ可、立ち技のみ 60秒×3R
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
2月中旬にも関わらず、暖かい。1年で辛いのが、この1月~2月の寒さと、夏の酷暑だ。
1回2時間。700円で運営しているが、このうち、200円は、場所代。残り500円を指導料という形の運営費に当てている。
なぜ、安く済むかというと電気など一切使用しないからだ。従って、冬は寒く、夏は暑い。電灯も付けないから、曇りの日は薄暗い。
その代わり、安くてすむ。私は、無い物ねだりをする人間が嫌いだ。クーラーや暖房に包まれて稽古したかったら、ジムにいけば良い。それだけのことなんだが、たまに、寒いとか暑いとか文句を言う人間がいるから理解できない。
環境が良ければ、それ相応の負担があるのは当然だ。逆に言うと、うちのように安い道場だと、その値段に見合った環境になるのは当然だろう。
その上で、都度払い。700円を選ぶかどうかを選択すれば良いだけの話しである。
稽古に全く関係ない話をしたが、風門館は、安売り競争をしているわけ無いと言うこと述べたかっただけである。
さて、稽古内容は上述した通り。暖かくなったので、そろそろ、小太刀の稽古も終わりかなと思うと寂しい。
護身用の拍子取りは今後も稽古するが、受身を取るために、また組討を再開しなければならない。風門館の場合。総合武道をやっているので、やることが多くて忙しい。
ただし、現役を1名抱えているので、3月になったら、組討を再開しようと予定している。
また、4月に昇級・昇段審査を予定しているので、日本拳法道形の稽古も必須だ。毎週、後半1時間を当身の稽古にあてている。その中で、日本拳法道形をやると時間を取られて、受け返し稽古の時間がなくなる。
逆に言うとそれだけこのシンプルな形が出来ないから不思議だ。もう35年指導しているが、なぜ、この形が出来ないのか未だに謎だが、不思議と出来ない。
結局、形が出来ないというのは、木立派拳術の要点が分かっていないということなので、年二回の昇級・昇段審査に併せて形の稽古を集中してやるが、結局、雑な稽古をしているということが露呈する。
普段、防具を着けているので、何となく早撃ち競争、当て打ち競争、絨毯爆撃競争になってしまい、急所を正確に打つということがなおざりになっている。
日本拳法道形をやると、その基本が雑なんだと言うことがはっきりと分かるので、地味だが、実に重要だと思っている。
過去、何度も述べてきているが、日本拳法道競技は、ルールさえ守れば、技の出自は一切問われない。
だから、空手+柔道とか、KB+ブラジリアンとかでも、強い人が勝つ。単純明快な世界だ。競技者としてはそれで良い。
しかし、我々日本拳法道連盟は、木立派日本拳法道という一つの流儀でもある。競技が強くてもそれは、それ。日本拳法道が出来る訳ではない。
ここらあたりの理屈が、他流試合経験者で無いと伝わらないのだが、流儀としての日本拳法道を守るというのも風門館の大きな仕事の一つだから、形を細かく、丁寧に指導する。
そして、この日本拳法道形で基本を作れば、後の応用やコンビネーションは、このネットの時代、いくらでも手に入る。
素人ほど、上辺に引かれるが、重要なことは土台である。ボクシングなら、ボクシングの基本があるように、日本拳法道の根幹技術・理合いの全てが形の中に込められている。
4月まで、延々と形の稽古を続ける。