日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然。形は文法、乱取り・試合は作文。

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https://www.youtube.com/watch?v=f-dqrQgEQqc

 

風門館徒然。「形は文法、乱取り・試合は作文。」

 

最近、ネットで見かけた言葉だが、まさしくと思った。適切な表現は、自分の思い・思考を見事に描き出す。言葉は重要だ。

 

実は、日本拳法道連盟には、組形が、わずか34本しかない。また、習字で言う永字八法にあたる基本が、8本。体捌きが2種類。

 

その根幹技術を使って、他流派と当て身・組み討ち・関節・絞め・寝技10秒のほぼ何でもあり乱取り試合を行うのだから、無茶と言えば無茶な話しだ。

 

しかし、33年もやって来ると確かに形は、この34本で十分だなと感じる。

 

まさに、形は文法である。文法がしっかりしていれば、後は、作文を書きまくれば上達する。理には適っていると思う。

 

それで、風門館では、この日本拳法道の基本の素振りと歩法・足捌き、日本拳法道形を徹底的にやる。

 

この形と基本で芯を作れば、後は、他流の技をかっぱらうのは簡単だ。また、芯があるからぶれない。ルール上、形で不足しているのは何かが分かるから、足りない部分は、今時、動画を見ればだいたいのことが分かる。

 

安く出来ていると思う。先生は、とんでもない流儀を作ったと舌を巻いているのだが、私以外は、あまり、そういう日本拳法道の本質に気づいていないようだ。

 

初心のうちは、どうしても作文の出来不出来に目がいきがちだが、これだけの乱戦状態の中で、バランスを崩さないためには、徹底的に形を練る必要がある。

 

それに気づくのが、三段あたり。しかも、相当他流試合をこなさないとこの形の価値が分からない。

 

逆に言えば、他流試合などしなくても、形の価値が分かり、しっかりとした芯を作ったものなら、後進を育てることが出来る。

 

風門館が、三段取得まで独立させない一つの意味がそこにある。