2019-04-11 雄螺(おら)振之事。豊前福光派古術:風門館 風門士情 雄螺(おら)振之事。豊前福光派古術:風門館 08年1月 九州豊前香春採銅所古宮八幡神社 絶叫と共に、手形を振る。これを<雄螺(おら)振る>と言う。 おらぶは、叫ぶの豊前方言である。これに、雄々しいと、法螺貝の字を当てる。 法螺貝が、山間の谷間に木霊するように、音霊を発することで、イヤシロチの浄化を図る。 刃引きの金属音にも同じ意味がある。芸法でもあり、行法でもある古術的発想法である。刃引きとは言え、本気で打ち掛かりするため、気を緩めれば、怪我の危険性が高い。だから、気走りが読めるようになる。芸法に神秘は無い。あるのは合理のみ。 福光派の教えるところである。