日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 昇段審査会近づく。鍛錬手合L2 #田川郡福智町武道館 2024・4・7

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令和6年4月7日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・上羽丸氏・A先生

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

日本拳法道連盟 初段の形 差し受けの形

豊前福光派古術 素手第3法 組討  

得手:鉢砕・小内大内

 

日本拳法道連盟 初段の形 横受けの形

 

受け返し稽古 4月のテーマ 左鉤突・左揚突 3種×2分

 

鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面寸止め・首からライトコンタクト・打撃のみ 

60秒×6R 

鍛錬手合L2(変手スタイル)2分1R 千手丸氏・千木丸氏 

 

千手丸氏6R・千木丸氏4R・八咫丸氏6R・弦音丸氏4R・上羽丸氏3R

A先生8R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

最近、八幡道場が活気づいているので、おかげで、田川道場も繁盛するようになった。今年、2月辺りまで、2人から3人の稽古が多く、運営費も赤字続き。赤字以上に、35年かけて、結局閉鎖かと半ば覚悟していただけに、急な活況に嬉しさを隠しきれない。

 

やはり、北九州進出が、肝だなと痛感した。

 

稽古内容は、上に書いている通り、詳細は省く。

 

風門館は、乱取りの動画が多いので、誤解を招きがちだが、稽古の95%は、基本と形、空手で言う約束組み手に当たる受け返し稽古主体で稽古する。

 

従って、今、最高年齢の私・66歳でも、無理せずやれば、どなたでも出来る内容となっている。ラスト5%・時間にして10分程度が、乱取り・乱稽古の時間だ。それも、着籠手・着胴・面寸止め・中下段ライトコンタクト打撃のみの鍛錬手合L1で行うので、かなりの年齢層が楽しく参加できる。

 

現に、64歳のA先生が、この日も、1分で6R、59歳・木霊丸先生が、同じく6R

 

行きすぎでは無いかと思うが、特に平気らしいから、無理に止めない。しかし、風門館では、50歳以上で三段以上は、特に無理して乱稽古には参加しなくても良いとしている。護身・健康法としてやる分には、乱取り無しでもいいのではないかと思っているからだ。やりたい人はやったほうがいいが、それが苦で稽古に来なくなったら護身的には本末転倒になるので、50歳以上で三段以上は乱取り卒業としている。その点、乱取りの強制は無いので、年配の方も安心してきて欲しい。

 

さて、いよいよ4月28日。春の昇級・昇段審査会が予定通り開かれる。今回は、木霊丸先生が3段。弦音丸1級が初段、上羽丸5級が、4・3級で茶帯となる。

 

特に、弦音丸氏の初段昇進が嬉しい。まだ、受けてないのに、喜んでいいのと突っ込まれそうだが、日本拳法道連盟では、基本、支部長が予め、合格できる水準に達していない者は、審査そのものを受けさせない。審査会は、合格前提で、その技量があると支部長が判断した者が受けるのが前提である。

 

従って、その技量に当てはまらない人間を受けさせた段階で、支部長の不見識が問われる。ある意味、支部長の目利きが試される場面でもある。

 

稽古日数・普段の稽古に対する熱量と真摯さ・他流試合歴・技術力・スタミナ・バランス力・スピード・パワー・礼儀作法・人間性・言動のあり方・年齢。

 

そういう諸々の要素が、加味されて、黒帯を締めるに相応しいかが判断される。

 

音丸氏の場合。昨年、6月のCRASSO大会・アマ変則KBルールに出場し、他流試合をしているというキャリアは当然何よりも評価される。

 

日本拳法道連盟は、元々は、他流試合をしてなんぼと言う気風の団体であった。今は、会員の高齢化の関係で、昔のような風潮は鳴りを潜めているが、本来のDNAは、そこにあるというのは黒帯以上は知っておく必要があるだろう。

 

未経験で入門した純血風門スタイルだから、なおのこと、黒帯誕生が嬉しい。風門館は、無理をさせない道場だが、やはり、ラスト5%、乱稽古はする。普段は、無理はさせないが、大会前とか、審査前には、当たりの強いレベルも当然経験させる。

 

そこで、多くが消えていく。安全第一を謳いながらも、基本は競技武道の段を出すのだから致し方がない。

 

35年間で、のべ800人ほど教えたが、黒帯まで到達したのは、わずか10人、約1。25%といったところか。

 

誰でも取れるのに、誰でも取れない、日本拳法道のなぞなぞがそこにある。

 

今度の黒帯で、35年かけてやっと11人目。私にとっては貴重な存在だ。

 

三年間の苦労を乗り越えて、黒帯を締める日の喜びをみたい。それが、私の生き甲斐でもある。