日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然 初心者も楽しめる組手法 鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面空乱・他ライトコンタクト #田川郡福智町武道館 2024・3・24 

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風門館徒然 初心者も楽しめる組手法 鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面空乱・他ライトコンタクト #田川郡福智町武道館 2024・3・24 

 

令和6年3月17日。日曜日。午前の部。雨。田川郡福智町武道館

 

行者:木霊丸氏・千手丸氏・千木丸氏・A先生・B氏

 

稽古内容 体術総合・体術護身

 

鎌倉古流豊前伝福光派古術 小太刀:叩き、切り羽根

 

豊前福光派古術 素手第2法 取手 拍子取:霞取籠手返

 

豊前福光派古術 素手第3法 組討 花手 

1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落、3本目:鉢回、4本目:前落、5本目:大外掛、6本目:裾払、7本目:大外刈、8本目:蹴手繰大外

 

得手:下取払車・足取大内

 

風門館当身拳法 基本之素振12箇条

 

真伝:波返 

1本目:基本構えから直突、2本目:基本構えから振り突き、3本目:基本構えから揚げ突き、4本目:基本構えから直蹴り、5本目:組み手構えから左右直突き、

6本目:組み手構えから左右直蹴り、7本目:手綱構えから左右前蹴上げ

8本目:組み手構えから左右上段回し蹴り

 

日本拳法道連盟 3段の形 押し受けの形・挟み受けの形

 

着胴蹴込み稽古 左蹴足6種 

鷺立ち直蹴り・送り足直蹴り・抜き胴入り身・抜き胴差し足・浮き身回し蹴り・差し足左直回し蹴り×10本 

 

鍛錬手合L0 遠当て 木霊丸氏・B氏 

鍛錬手合L1 着胴・着籠手・面寸止め・首からフルコンタクト・打撃のみ 

60秒×1R A先生・千木丸氏・木霊丸氏

鍛錬手合L2(変手スタイル)2分1R 千手丸氏・千木丸氏 

 

千手丸氏2R・千木丸氏1R・八咫丸氏1R

 

連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550

kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。

 

八幡道場が、活気づいたので、おかげで田川道場も助かっている。昨日も八幡道場から二人出稽古があり、おかげで、活況を呈した。

 

相変わらず、2時間で、濃い内容を詰め込んでいるが、それが、総合武道を標榜する風門スタイルなので、方針を変えるつもりはない。

 

さて、昨日のトピックスはB氏のこと。

 

20代・未経験者なので、昨日の稽古内容は、B氏に合わせた。週1回2時間で、小太刀まで使う総合武道のメニューを、しかも、経験値バラバラのメンバーを考慮しながら組むのは、至難の技だが、そこが指導者としての腕の見せ所だ。

 

久しぶりに、基本の素振りをやった。この基本の素振りは、私の60年に渡る武道経験から選び抜いた基本中の基本であり、自分でも秀逸だと思っている。

 

日本拳法道の基本6本・フルコンから2本・沖縄小林流から2本・KBから2本 12本で構成されている。この基本が出来ていれば、後は動画でも独習可能だろうというくらい打撃技術の必須技術を12本にまとめている。

 

新人が入ったら、全員でこれをやる。黒帯もまだ、基本がしっかりできていないのが実情だ。しかし、大事だが、面白いかというと面白くはない。2時間という限られた時間内で、この面白くない基本をやっていれば、現代人で、続ける人は少ない。

 

強い・弱い、うまい・下手、以前に重要なことは続けることだというのが私の主張である。

 

プロになるのならともかく、風門のように、仕事多忙な社会人が、健康目的でやろうというのに、続かない稽古なら、絵に描いた餅でしかない。

 

黒帯も、こういう新人が来た機会、体験入門があった機会を利用して、徹底的に基本から見直す。その上で、自宅で、この基本を淡々と繰り返す者だけが、真に強くなれる。

 

何事も自分次第だと思う。

 

また、B氏。八幡・田川を合わせて、まだ、5回くらいの稽古では無いかと思う。その彼に、もう組み手をさせるのか?と普通の指導者なら疑問に思うし、批判の的になるだろう。

 

しかし、これも、私なりの経験則から来ている。

 

空手・拳法に入会したら、やはり、真っ先にやりたいのは、自由組み手だろう。そのやりたい時期に、基本が大事だからと言って、組み手をやらせないと寂しい思いをするものだ。

 

昔なら、見取り稽古となるところだが、忙しい現代社会に時間的な余裕はない。

 

一番、熱いときにやらせるのも継続のポイントだ。ただし、怪我はさせないし、新人をミンチにするようなことはさせない。

 

その点、風門館の黒帯は、フルMAXの打ち抜き経験者ばかりなので、相手に合わせてコントロールが出来る。また、平均年齢が高く、社会人として成熟した人間の集まりなので、私の考えを全員が理解しているから、いきりたおすような人間がいないのも、私の自慢である。

 

我々が若かった頃、とにかく、ひどかった。こちらとしては、ちゃんと礼儀もわきまえ、真摯にその流儀の技術を学びたいと思って、入門するのだが、ある程度、突き・蹴りが出来ると分かると、まず潰そうとする。すり潰してミンチになるまで組み手をさせられる。

 

生涯武道とはほど遠すぎた。

 

風門館では、私の経験則に基づき、基本から丁寧に指導するし、一方で、早い段階で組み手もさせる。しかし、ミンチにするようなことは絶対にしない。

 

安心・安全。その人の経験値・修練目的に沿って、適切なレベルで乱取りをさせる。そこは、徹底していると自負している。

 

風門館の最終目標は、生涯武道にある。縁あって、武道に出会った人を大事にする。その人が生涯、行としての武道修練が出来るよう適切に指導し、サポートする。

 

古いようで新しい。けっこうユニークな道場だと自負しているが、結果は出せない。

 

情熱はあるが、結果が出ない。それでも、懲りずに今日も配信を続けている。