風門館徒然 令和6年度 新年稽古始め 小太刀・手鎖・掻取
令和6年1月7日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・八咫丸氏
稽古内容 体術護身・得物護身
豊前福光派古術 得物第4法 双手術 手鎖
豊前福光派古術 得物 小太刀・バチ術
素振り足
第1法:迎足、第2法:踊足、第3法:歩足、第4法:舞足表裏
第5法:刺足、第6法:雀足、第7法:踏足、第8法:追足、第9法:入身・退足
小太刀脇勝 1本目:刺し、2本目:初花、3本目:肩車、4本目:風車 5本目:縦車 初手・藤一文字、8本目:叩き 真名手・舞足陰陽
袈裟蜘蛛・白拍子取・裏拍子取・袈裟絞・横蜘蛛・平蜘蛛・逆蜘蛛・八咫烏
立て膝相撲 20秒×3、足絡みなど稽古
連絡先 風門館事務局 ☎0947・32・3550
kirara.1958ss@gmail.com 代表福光まで。
正月早々、能登の地震・津波、羽田、小倉と立て続けに、災害・事故・火災が起き改めて、万が一はいつ来るのか予想も出来ないと思った。
そして、またしても、列車内で、女性が刃物で人を刺傷するという事件も発生。我が国はどうなってくのか?と問わざるを得なかった。
我々、庶民に出来ることは限られている。復興に備えて、金を回し、日々の生活を積み重ねること。それが一番の義援だと私は考えている。
稽古始めは、参加者3人と少なかったが、稽古は充実していた。競技に出る者と出ない者が同じメニューをしても仕方が無い。
風門館は、<護身・健身・修身>の三位一体を掲げて活動している。競技は、護身実用の鍛錬法の一つの手段で有り、そこでの、勝ち負けに、私自身はそれほどの拘りは無い。
それよりも、広く浅く、色々な手を使える方が、凡夫にとっては実用的だというのが私なりの考えだ。
今回、手鎖も紹介程度の稽古をしたが、一人稽古には適しているので、今後も機会があれば、また、紹介したいと思っている。
競技色が強くなれば、当然日本拳法道にぐっと傾くが、護身用となると、今度はぐっと鎌倉古流福光派に傾く。
そのバランスをどう取るかは、門中各位の決めることであるので、福岡武道館に出るのかどうか?そこで、私なりに伝授する手業を区分けしようと考えている。
最も、健身が一番の人には、あまり手鎖など好まない人も多いので、そこは、コース別で指導していくこうと考えている。
いつも長々とした稽古禄。同じ事ばかり書いている稽古禄になるが、運営方針の共有化は必須なので、道場で話す時間も無いので、この稽古禄を通して、私の考えを伝えているところである。
徒手総合武道である日本拳法道だけでも、大変なのに、得物も含む古術となると全伝修得には膨大な時間がかかる。まして、週一回二時間。しかも、毎週稽古に来られない人を対象に運営しているので、とにっかう、各自が何をやりたいのかと、風門館は、あくまでも、護身実用を研究する場ということも知ってもらわなければならない。
そこらあたりの説明が難しいが、特に何かを強要しようとは思っていなが、格闘技ジムとは目指す方向性が違うから、私程度の未熟な腕で、運営をしている。
今週も、今年初稽古が3名参加する。小太刀・手鎖などは、いつも出来ないからこそ、節目節目には、こういう武芸もあると言うことを知ってもらうのもいいのではないかと考えている。