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令和5年3月5日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏。
稽古内容 体術護身・体術総合
風門館護身体術 十文字外車・十文字内車
日本拳法道形 各自の課題形
着胴蹴込み稽古:左右直蹴り。鷺足からの前直蹴り。左右横蹴り
鍛錬手合L1 1分3R
眼精疲労のため、網膜剥離した右目が痙攣を起こしているので、簡潔に記す。
最近、毎週毎に、刃物・鉄パイプ・鈍器などを使った凶悪な殺人事件および刺傷事件が頻発している。
最近の事件の傾向は、まず殺してから奪うという凶悪な手口が多発しているから、逃げてくださいでは済まないケースが多い。
こういうケースの場合。逃げてくださいとよく言われるが、そんなことは言われなくても分かっているし、逃げられる状況なら、誰でもまずは逃げるだろう。
問題は、家族連れには、逃げること自体が最初から不可能であるということだ。自分の孫を置いて逃げたら、私自身生きる価値は無い。
風門館の護身と言うのは、逃げられない最悪の事態に、警察がかけつけるまで家族を逃がす時間を稼ぐ。あるいは、その戦闘中にいかに致命傷をもらわないか?そこに重点をおいて稽古している。
また、刃物等の得物相手に勝てるのかという質問もよく受けるが、勝てるはずがないだろう。何度も言うが、我々市井の凡夫は、警察官ではないので、相手を制圧する必要は無い。警察が来るまでの間、いかに時間を稼ぐか?いかに致命傷をもらわないか?そのことだけを考えればよい。
また、極限状況に於いて、技が使えるかどうかは、運次第だろう。しかし、生存率の確率を上げることは可能だ。
刃物を持っていても、基本そういう輩は素人だから、確率はかなり上がる。
また、得物には得物が基本だが、バトン等でも不用意に携帯しているいると、逆に軽犯罪法違反に問われる。
善良な市民は、バトンさえ持てない中、得物を持った犯罪者から突如として襲われる。これが、今の日本の現状だ。
その制約の中で、我々善良な市民が、家族と自分の命を守るためには、最悪だが、得物対徒手の術技を錬磨せざるを得ない。
徒手総合武道である日本拳法道をメインとしながらも、毎週必ず一手は、拍子取りの稽古をする所以であり、また、風門館が、<大人のための護身教室>を標榜する所以でもある。
私は、<看板に偽りあり>が大嫌いだ。
だから、風門館は、<凡夫のための護身の芸>を標榜して活動している。競技武道も練胆・錬気の一つの方法論であると考えている。
スポーツ武道だけではないのが風門館の考えだから、常に、私の指導の方針を掲げているところである。
風門館。事務局0947・32・3550 代表福光まで。