日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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大人のための護身教室とは何か?風門館護身体術 切羽根・両掬 #田川郡福智町武道館 2023・4・23

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大人のための護身教室とは何か?風門館護身体術 切羽根・片掬

 

令和5年4月23日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏・上羽丸氏・A氏

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

護身:豊前福光派古術素手第2法拍子取り(奥伝) 切羽根片掬・切羽根両掬

組討:豊前福光派古術素手第3法組討 

花手12本の中から習熟度別に選択稽古

一本目:腰車、四本目:前落、五本目:大外掛、六本目:裾払、七本目:大外刈り

八本目:蹴手繰大外、九本目:小内大内、十本目:払車、十一本目:足払

十二本目:負車

日本拳法道連盟 各自の課題形

基本の受け返し稽古 7種 

鍛錬手合L1 1分4R

鍛錬手合L4 2分・2R

鍛錬手合L3.5 変手スタイル 1:30×2R

千手丸氏26R 常磐丸氏27R・弦音丸氏24R

 

稽古が終わったら、即座に稽古禄を書くというのを、武道ブログを始めた08年頃から習慣化してきたが、老化なのか、最近、それすらきつい。

 

稽古だけでは伝えきれないこと。特に、技の名前、また、稽古の目的。そういう細々したことをこのブログに書き、門人と情報の共有をすることで、少しでも効率の良い時間の使い方を目指しているのだが、最近すぐに書けなくなった。

 

その結果として、実際の稽古の内容が漠然としている。アウトプットのしすぎかも知れないなと自己分析をしつつも、無理はしないが私の基本なので、今後とも、あくまでも<風門館徒然>でやっていこうと思っている。

 

さて、実は、先週から、胴突きへの対処法として、逆四つ、一般で言う喧嘩四つの場合どうするのかを教伝している。

 

古術では、基本、得物には得物で戦うのが前提だが、素手(すって)対得物の稽古も必要に応じてする。

 

護身実用というのは、実際は、どういう展開になるのか分からないから、多局面に備えるというのが、福光流の基本である。

 

ただし、現在私が教えているのは、体を咄嗟に捌くことで、致命傷をもらわないことを最優先にしている。

 

初心者は、こういうのが使えるかどうかに頭がいちがちだが、こういう形を打つことで、咄嗟に体を捻ることが出来たら、それだけでも現代の医学の力であれば、命が助かる可能性は高くなる。

 

生存率をいかに上げるか。それが、古術本来の考え方で有り、風門館の考えでもある。

 

また、古術は、相手を握らない手業が多い。実は、何故かと言うと、両手に得物を持っているからである。

 

そこら辺は、口伝であるが、そこが理解できるとこの形の本来の用法が理解できる。つまり、素手対得物に見えるが、実は、得物対得物、双手術の稽古を行っているのと同じなのだと言うことが分かってくる。

 

風門館は、毎週日曜日、2時間稽古しているが、前半の護身と組討は、私が古術しか出来なのだから、当然古術を教えている。

 

後半の打撃の1時間は、基本は日本拳法道中心ということになっている。

 

私の門下で、風門館になってから入った人には、いつでも、双手術が使えるように教えているのだ。

 

風門館 大人のための護身教室と名乗って活動しているのは、単なる思い付きとかでは無く、名乗るだけの意味があってやっているということだ。

 

風門館のワンカット動画だけを見てコメントを入れてくる人間がいるが、空手やKBのようなものをやりたいのなら、風門館として私程度の人間が活動する必要があるかというと全くないと言える。

 

34年間。執拗に活動を続けているのは、週一回二時間で、競技武道と対得物まで含めた護身術を稽古する場所が他に無いから、自らやるしかないので、やっているだけだ。

 

今後、入門する人は、大人のための護身教室とは何か?を十分検討されてから入ってきたらいいと思う。

 

一番困るのが、お金の安いKBジム感覚で来る人だ。入門のきっかけは何でも良いのだが、少なくとも私はつり広告のようなことはしていないはずだ。

 

風門館は、日本拳法道と鎌倉古流豊前伝福光派古術を併伝する場所だと看板に書いている。そこを読まずに自分の解釈で自分の文化をこちらに強制されても困る。

 

KBや空手、あるいは、単なるMMAが良ければ、それを選べば良い。今や、田川のような田舎でもプロが教えているジムが乱立するの時代だ。私ごとき凡夫のアマがそこへ参入する気など全くない。

 

風門館とは何か?説明は十分していると思う。選択肢の一つとして間違っていないと確信している。

 

その選択肢の一つとして活動していければ、私自身も楽しいし、満足感・充足感を得られる。

 

私は、今後の日本人、特に男性の平均寿命は、85歳だと思っている。後、20年。どこまで、稽古が出来るのか。あるいは、どこまで運営が出来るのか、分からないが、幸い金に不自由しているわけでもないので、余生を風門館と一緒に1年でも長く過ごせたらそれで幸せだ。

 

こうやって、私に古術を与えてくれた、残してくれた祖霊に感謝しながら生きていける。そのこと自体が満足のいく生き方となっている。

 

風門館事務局 0947・32・3550 代表福光まで。