https://www.youtube.com/shorts/qlENzrZ8kJw
風門館徒然。出稽古あり。本気度の空気を知る。田川郡福智町武道館 2023・3・12
令和5年3月5日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。
行者:千手丸氏・常磐丸氏・千木丸氏・八咫丸氏。
ゲスト:A氏。
稽古内容 体術護身・体術総合
風門館護身体術 十文字外車・十文字内車
巨神兵対策:弓月・手繰里・踊り足横
鍛錬手合L1 1分4R
鍛錬手合L2 2分・1分3R
変わらず、眼精疲労により、網膜剥離した右目が痙攣を起こしているので、簡潔に記す。
この日は、ネットで交流しているA氏が、訪問稽古に来てくれた。全国レベルの大会前の調整を兼ねてとのことだったので、後半は、スパーをしまくった。
A氏について、細々(こまごま)と書くわけにはいかないが、動画の動きを見てみれば、そのレベルの高さが伺い知れるだろう。
特に、経歴が異彩を放つ。40歳からKBを始めて、今2年ほどということだったが、元プロと言われても疑いもしない。そのくらいハイスペックな打撃技術を持っている。
本気で稽古をしている人の凄みを見せつけられた思いだった。
風門館も、40代で始めた人が多い。40代で始めても、ここまで、ハイスペックなスキルが身につくという現実を目の当たりにしたことの意義は大きい。
マススパー・ライトスパーとこなしても、空気が違う。このひりつくような空気は、本気でリングに上がる人間にしか醸し出せない。いい刺激になったと思う。
風門館は、<大人のための護身教室>を標榜して活動している。その意味するところは、多忙な社会人でも、安全に、継続して稽古できるレベルでやるということだ。
だから、ゆるい。私は、稽古の緩(ゆる)さは、風門の売りだと思っているが、それを勘違いして稽古そのものを遊び半分にやる人間が出てくると、空気が弛緩して、全員が駄目になり、怪我が発生するという危険性も孕(はら)んでいる。
そこの塩梅(あんばい)が難しい。
だから、日本拳法道連盟では、40歳未満で、福岡武道館のコートに立ったことのない者には、二段以上はやらないのが慣(なら)わしとなっている。
二段以上は指導者となっていく。特に三段からは支部長だ。社会人としての経験も未熟な30代が、試合経験も無く、2段以上を取って人を指導するなどということはあってはならない。
日本拳法道連盟の段位は、厳しいものではないが、最低限のレベル・節度は求められる。
30代の若さで、試合には出たくないが、段は欲しいと言うのなら、そもそも、競技武道の世界に入るべきではない。
他にも、競技をしない武道はある訳だから、それを選択すればよいだけの話しである。
しかし、A氏の情熱のすごさに圧倒された。20代・30代ならともかく、40からKBに挑戦し、しかも、アマでも全国的な大会に挑戦するというのは、並大抵のことではできない。
今後も、交流の約束をして、全員さわやかに稽古を終えた。
この日、スパーの参加者の平均年齢は、44.2歳。風門館では、30代から40代、50代でもそれぞれの目的に応じて稽古できる体系を持っているので、是非一度無料体験を試して欲しい。
若い頃、空手やKBをやりたかったが、できなかった。あるいは、昔やっていて、再開したいが、もう激しいことはやりたくない。そういう層は必ずあるはずだ。
風門館は、そういう層のための選択肢として活動している。
風門館事務局。0947・32・3550 代表福光まで。
田川郡福智町武道館 日曜 10:00~12:00
八幡同好会 北九州市八幡西区市瀬公民館
第2・第4金曜日 19:30~21:00