https://www.youtube.com/watch?v=TVnA_u7aRnc
風門館徒然。護身とは、自分のためにある。
よく、極真が強いとか、どこそこが強いとか言う言葉を聞く。しかし、強いと言われる流儀の場合。当然、稽古もなまやさしいものではない。
一般的に、強い流儀と言うのは、私のような人間からすると、元々強い人間がより強くなるシステムではないかと感じられる。
他人が、いくら強くても、私を守るのは私自身だ。
だから、普通の体力の人間でも、あるいは、年輩の人間でも稽古できるシステムを研究し続けたのが、風門の33年の歴史である。
世の中の、凄い人たちとは無縁の、<市井に暮らす凡夫のための護身の芸>とは、いかにあるべきか?
風門館は、今も、それを追求している。
基本・形・技の練り・基礎体力・手合。
このバランスを追い求めて、今の形となった。
手合も、シュミレーションの一つだから、それぞれに、短所と長所がある。それを知った上で、自分のために取り組めばよいと私は考えている。
50歳になっても、マススパーなら、たいていの人が出来る。間合い・拍子・起こりを読むのには十分ではないかと私は思っている。
受け返しで、技を練り、目慣らしで、間合い・拍子・起こりを読む。これなら、年輩者でも無理なく稽古できる。
50代の人には、良い稽古法だと私は感じている。