今年は。南高梅の出来が良いので、梅干しを大量につけている。
しかし、作業は。大変。
完熟梅は。水で洗うだけ。半熟梅は。3時間程度。水につける。
青いのは。一日水につける。
この熟し方の程度で、水につける時間も調整しなければならない。
そして、傷かつかないように、一つ一つ。つま楊枝で、へたを取る。
この作業が膨大。
20キロオーバーですよ。何個の梅になるのか分かりますか?
これを、全て手作業でやる。
街の人間が、梅干しは高いとか言うと腹がたつ。
この手間。人件費をどう思っているのかと問いたくなる。
だから。福光屋では。全て自家消費用しか作らない。そして、この価値を分かってくれる人には。贈りものにする。
今の世の中には。単純に安ければいいと言う人がいるが、それを否定するつもりはない。
ただ、うちの梅干しを薬品漬けの低価格品と同じレベルで、欲しがる人間には。憎悪感じる。
物の適正価値が。分からない人間。
それが、私の嫌いな人間である。