日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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斜文字。体術総合・得物護身合同稽古。4月7日。


豊前福光派古術:元手・変手勝2本目;斜文字(初手・蔦絡、真名手・蟹払)

 

https://www.youtube.com/watch?v=__7XT0lp6b0

平成31年4月7日。日曜日。午前の部。暖気。於田川郡大任町B&G
行者:木霊丸氏・千手丸氏
稽古内容 体術古伝・得物護身

前半:福光流;組討・腰取・元手
豊前福光派古術素手第三法組討花手(初伝):木霊丸氏
1本目:腰車、2本目:鉢返・鉢落、3本目:鉢回、5本目:大外掛
豊前福光派古術素手第四法腰取花手(初伝):千手丸氏
豊前福光派古術得物第一法元手(太刀術)
変手勝(奥伝・剣体術)2本目:斜文字(初手・蔦絡、真名手・蟹払、変化・奥掛)

後半 打撃(試合用)
1受け返し 左から始まる4種 
コーチングミット3種×1分1R
3キックミット3種×10

 

今日も、古参の二人だったので、奥の深い稽古が出来た。例えば、組討。同じ初伝でも、初手の初伝と奥の初伝では、味付けが違ってくる。

 

そういうところ。古術福光派は、やはり古流儀。

 

だから、同じ技を習ったと行っても、どこまで習ったのか、同流儀同士なら即座に分かるようになっている。ただし、これは、もったいぶってる訳ではない。

 

デッサンと同じだ。最初はラフにスケッチし、やがて細かに線を刻む。最初から、初心者に真伝を教えても理解できない。

 

小学生に高校の数学は無理なのと同じ理屈だ。印象的だったのは、木霊丸氏に、組討の細かい真伝を伝えているとき、千手丸氏の眼が光っていたこと。

 

芸法家の目になったと感じた。そうこなくては、芸法修練もおもしろくない。

 

ここらへんの、呼吸が、古流儀ならではの文化で有り、実に面白いところなのである。

 

後半は、試合用の稽古。術理の面白さも重要だが、いざ、手合うと、パワー・テクニック・スピードに圧倒されるのも事実。

 

そういう暴風雨のような現代武道・もしくは格闘技の連中と闘う。言うのは、簡単だが、なかなか、えぐい世界である。

 

今年、日本拳法道福岡武道館第33回大会に、41歳で挑もうという千手丸氏の稽古にも神経を使う。今年のテーマは、相手を倒す試合。

 

芸の深奥を求めようとする木霊丸氏。福岡武道館で5度目の他流試合に挑もうとする千手丸氏。そのどちらにも、満足のいくメニュー組まなければならない私の目まぐるしく動く脳内神経パルス。

 

楽しい。面白い。だから、やめられない。