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令和5年度 第8回風門祭日本拳法道錬成大会 壮年男子変手之部 無差別級第2試合 福山順平(風門館・45歳・4段)VS徳光智行(風門館・52歳・5級)#田川郡福智町武道館
今大会、壮年男子の部は、3人リーグを組んでいたが、一名欠場となったため、急遽、福山四段をそこに入れ込み、突然の無差別3人リーグとした。
11月12日の #第34回日本拳法道格闘技選手権 in #福岡武道館 が迫っているので、福山四段にも、この日、できるかぎり手数を取らせたい。そういう思惑もあった。
福山四段自体、45歳であるから、資格は満たしているが、とにかく、85K・現役ばりばりばり。他流試合も、もう100本は行ってるんではないかと思う。
そういう我々、#NKD日本拳法道競技連盟 界隈では、名の通った男相手に、52歳・63Kの徳光5級が、挑むのだから、通常の一般ルールでは、絶対にさせない。
しかし、面当て止めの変手スタイルなら、無差別も可能となる。そういう意味で、今回の #第8回風門祭 は画期的な大会となった。
年齢・経験値・体重差があっても、このルールなら、交流可能ということを示したのは大きい。
私は、形武道の出身なので、形武道の継続性と、乱取り武道の速習性。それぞれの利点について認識している。
そのバランスをどう取るか?継続性・安全性・速習性・普遍性・汎用性、護身実用における、この五つの観点からこの35年間研究を続けてきたが、最近、40代後半、50代の未経験者が、続々と入門するに及び、いよいよ深刻となった。
その課題克服の中で、自然と生まれ出たのが、この変手スタイルである。
風門館では、寸止め空乱をレベル1とし、この変手スタイルをL2、防具着装打撃のみ打ち抜きレベルを3、福岡武道館に本年度から採用された、壮年男子LCルールをL4といしている。
初心者は、この段階を順に追っていけば、自然と本来の日本拳法道ルール・L5に到達できるようにしている。ここまでが、風門館の守備範囲だ。
その先の、グローブ空手・アマKBは、レベル6、さらに、空道・禅道会・アマシューティングの大会をレベル7として、アマとしては、そこが最高峰だと考えている。
ただし、誤解を招くといけないが、40歳以上の人の競技出場について、私は推奨していない。
護身・健身目的であれば、空乱、変手スタイルで十分ではないかと考えているからだ。
出たい人を、出させないということもないが、怪我をしても、自己責任の覚悟がある人だけが出れば良いかなと思っているし、そこまで無理して、試合をする必要性があるのかという疑問も持っている。
それでも、他流試合の何とも言えない、あの独特のしびれるような緊迫感は、一度味わうとなかなか辞められないのも事実だ。
だから、風門祭では、この変手スタイルを作った。また、福岡武道館では、かなりハードな、レベル4である壮年男子LCルールを作った訳である。
40歳以上の門人に試合への強制はしないが、舞台は用意しておきたい。その思いから、この変手スタイルも生まれた。
自画自賛になるが、護身実用と安全性のバランスを考えた時に、このルールは、非常に優れていると思う。
このルール開発のために、一番主となって協力してくれた徳光5級の健闘を讃える。