日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館護身体術。座骨神経蹴り。田川郡福智町武道館。2022・4・3。

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風門館護身体術。座骨神経蹴り。田川郡福智町武道館。2022・4・3。

 

護身と言うのは、いつの時代も、法との闘いという側面が非常に強い。例えば、目突きなど、現在の日本の社会で、使えるのかというとかなり厳しい。

 

基本的に、正当防衛が成立せず、過剰防衛となり、下手をすると刑事罰をくらう可能性が高い現在。武術的な殺人技は、護身実用としては、むしろ役に立たないと考えるべきだ。

 

となると、どうすれば良いのか。逃げて済むようなら、武道とかの修練は必要ない。逃げては済まない状況の時もあるから、知恵を絞って、万が一に備えているわけである。

 

家族連れの時などに、万が一に遭遇して、家族を逃がす時間を稼がなければならない時、その時は、過剰防衛になろうとも、躊躇無く、武力行使をする。それが風門の考える護身発動の時だ。

 

しかし、それでも、極力刑事罰を軽くしたい。民事も軽くしたい。となると、殺意がないことを証明する攻撃が必要になる。

 

その場合。腰から下を蹴るというのは有力な選択肢だ。ローキックも、もちろん有効だが、座骨神経蹴りも私としては推奨している。

 

年を取ると体が硬くなり、蹴り技は基本苦手となる。しかし、体を蓮退きして、下から、スネで、座骨神経を蹴り上げるのは、威力もあるし、また、過剰防衛を問われたときにも印象が悪くない。

 

殺意がないからだ。

 

足をつぶせば、逃げる時間が稼げる。カーフキックなども、有効だ。

 

競技武道としては、無論背後を蹴ることになるので反則だが、護身用としては実用的だ。

体捌きは、競技用としても風門の一番使う捌きで有り、ちょっと工夫すると護身用になる。

 

そういう手業を、常に、我々は研究している。

 

制敵技法だけ考えれば良いという訳にはいかない。家人や己一身の命を守ることが最優先だが、できれば、その後の社会人としての職を失わない技術。それが、風門館の求める護身実用の技ということになる。