日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

田川・筑豊・北九州・行橋  護身術・日本拳法道・グローブ空手・総合格闘技・総合武道 風門館HP http://www5.atwiki.jp/wotoko/

第6回風門祭無事終了。

f:id:huumonkan:20201123111243j:plain

f:id:huumonkan:20201123111312j:plain

f:id:huumonkan:20201123111349j:plain

 

令和2年11月22日。日曜日。10:00~14:00。田川郡福智町武道館。

 

第6回風門祭日本拳法道錬成大会。

 

写真1:集合写真。写真2:風門館鍛錬手合L3披露。写真3:少年部

 

昨日、無事に第6回風門祭を終えることが出来ました。関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。

 

さて、今年で6回目を迎えた風門祭だが、コロナと言う未曾有の危機の中での開催であったので、ぎりぎりまで、どうなるか分からなかった。外出自粛要請が出れば、当然、中止の予定だったが、遠くは、佐賀・熊本から選手や関係者が集まってくる。

 

一番怖いのが、当日の急遽。自粛。そういう中での敢行だったので、朝、福智町武道館があくまで、緊張していた。

 

窓は完全に開け放ち、検温・マスク・アルコールなど、対策も打てる手は、全て打っての開催なので、普段は、怪我無く大会が終われば、一安心だのだが、まだ、しばらくの間、緊張が続く。

 

そういう中での開催ではあったが、風門祭自体は大成功で終わった。ボビナムが、参戦したのと少年部の試合を初めて行ったので、保護者なども、多く見に来て、予想外の大人数になった。

 

話しが、前後しながらになるが、今年は、少年部4名。一般5名。演武5団体。

 

まさに、「祭り」。

 

風門自体、小さな団体で有り、そのうち、風門祭未経験者が3名。その中で、それぞれが、役割を果たしてくれてたので、その喜びも大きい。絆というのは、ともに苦労を分かちあうから、生まれる。弱小ではあるが、風門最大のイベントに際して、皆で役割分担するからこその風門の結束力なのである。

 

ところで、見たことも無い大人数に、私の頭はテンパッテいたが、タイムスケジュール通りに行ったから、よく行ったなと今頃、安心しているところだ。

 

内容も、濃かった。まず、少年部4名のレベルが高くて、びっくりした。打撃・投げ。

小学生が、ここまで、総合ルールで闘えるのかと、驚嘆した。

 

タフス道場・唐武会・禅道会熊本。それぞれ、柔道・空手・総合空手・ボビナムなどを複合的にやっている団体だが、少年の時から、これだけ、ハイレベルな試合が出来るとなると、日本の総合系MMAのレベルもどんどん高くなるだろうと思った。

 

世の中は、常に進歩しているというのを実感した第6回大会となった。

 

一般無差別は、風門祭の華だが、今年も、新規参戦が二人。全員、打撃と投げ、寝技ができる。また、他流試合慣れした選手も多く、各流派の個性を出しながら、熱戦を展開して会場をわかせた。

 

今年も、エボルートから最軽量で参戦した柏木選手(弟)が、あっさりと無差別を制覇。兄弟で、無差別を制覇し、風門祭の歴史に名を残すことになった。

 

また、今年は、演武にも力を入れたいと思っていたところに、ボビナムが、参加。完全に持っていかれた。ボビナムは、競技試合も実戦的だと思っているのだが、演武が、華やかで、美しい。実戦的な競技スポーツを持ちながら、一方で演武も華やか。恐らく、今後日本で急速に普及するのでは無いかと思う。

 

また、今回、マスター・フゴ自身も演武で参加され、風門祭の歴史に新しい1Pが加わった感がした。

 

草深い片田舎の「ムラ祭り」に、マスター・フゴ自身が演武で参加されるとは思って無かったので、非常にありがたく、風門祭の歴史も、また、一段と重くなった思う。

 

他の道場も、それぞれの特色を生かした演武を繰り広げ、現役引退後の選手の出番確保という意味から、来年度以降も、この演武を競技の間にうまく組み込んでいきたい。

 

反省点は、毎年のことだが、やはり、審判技術が不安定なこと。これも、回数を重ねることでしか解決できない。

 

特に、主催する風門自体が、黒帯を作っては、辞めて行くのが実情なので、層の薄い中で、背伸びして開いている。

 

しかし、人に知られなければ、人も集まらないわけであるから、できうる限り、風門祭は、続けていくつもりである。

 

また、今年、試合では無いが、仁駈丸氏と千木丸氏が、防具打ち抜きOKのレベル3・変則ボクシングルールで、1R執った。

 

仁駈丸氏55歳・千木丸氏47歳。

 

風門館は、「大人のための護身教室」を謳って活動している。その風門としては、実は、この二人の鍛錬手合披露が、一番の売りだった。

 

護身を念頭に置きながら、その年齢に応じた稽古のできる場を作りたい。それが、そもそも、風門を作った一つの原点である。

 

その理想を実現するために、競技武道としての日本拳法道と形稽古の総合武術である福光流の併伝が、最も優れていると言うのが風門の原点である。

 

また、最近、年輩者の入門が増えたため、競技を引退したり、競技は無理な年齢層の活躍の場として、ボビナムを学ぶと言うのも、今後の風門のあり方として、検討課題としているところである。

 

本年62歳。年が明ければ、もう、63歳である。

 

後、10年はやれるだろうと思っている。第16回風門祭を挙行して、審判旗を振っているのが夢である。

 

今後も、「九州武道連絡会議」の愉快な仲間達と生涯武道LIFEを送って行きたい。

 

武道を通して、素晴らしい出会いをいただき、流派の垣根を越えて、愉快な仲間達と過ごせる。関係各位の皆様にひたすら感謝する次第であります。

 

天神地祇に感謝し、また、地道に稽古を続けようと思っているところです。