https://www.youtube.com/watch?v=HjwiEFmwyis
俺の葬式で流して欲しい曲。NO1。
俺の30代はこの曲とともに過ごした。31で日本拳法道連盟木立門下に入り、その年から、他流試合の世界にどっぷり浸かった。出場トーナメント15本。公式戦44試合。非公式道場デスマッチ。数知れず。
毎日。震えていた。いつ、壊れるのか?壊されるのか?なんで、ひ弱な俺が、そもそも、こんな場違いの場所に立っているのか?
勝てば勝つほど、若手から先生として祭り上げられ、挙げ句の果てに<武道家として死んでください。>とまで言われるはめに陥った。
今なら、絶対逃げてるのに。若い連中の必死な瞳を見ていると情にほだされ、とうとう、極北の地まで付き合わされた。
懐かしいが、二度と戻りたく無い時代。
万が一の死を意識しながら生きていた、妙な矛盾の時代。
俺が死んだら菜の花畑で泣いてくれる女が欲しいと真剣に思っていた。
ちょうどバブル絶頂期から崩壊を経て、日本経済がどん底に沈んでいく頃、国の行く末など考えるいとまも無かった。
仕事に追われ、稽古に追われ、生き急いでるみたいと40ちょいで死んだキヨミから言われた。
生き急いでたのは、お前だったろと葬式の時に泣いた。
疾風怒濤の30代。いつも、この暗いメロディ・歌詞とともに俺は在った。