日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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03年4月。英彦山神宮にて。


英彦山修験道 Introduction of Hikosan Shugendo (English Subtitles)

 

https://www.youtube.com/watch?v=4H6QQ900p9I

 

古術は、芸法であると同時に一種の思想・信仰体系でもある。ことに、<言降り>と呼ばれる、独特の思想・信仰体系には、豊前福光党の縁起に関わる奇態な伝承部分を伝えているため、これが、古術をして門外不出に至らしめた大きな要因となっている。

しかし、その一族相伝門外不出の古術にあって、世に出るの時があり、それをも厳格に定めがある。

それを、古術世に出るの定め3箇条という。この規定以外で世に出ることを固く禁じている。

その、第3条には、<日の本根枯れ起こすとき迷わず立て>とある。私は、今の日本の現況は、根がれを起こしていると判断している。

例えば、政権党の国務大臣にして、アメリカの原爆投下は仕方がなかったと言うような人間が現れる時代である。これをもって、根枯れと言わずして、なんと言えばよいのだろうか?

しかし、古術が、この第3条によって立つためには、兆しが必要だった。それは、根枯れによって立つときには、日巫女が兆しとして、現れると言う伝承である。

その兆しに、私は、古術の芸法とゆかりの深い英彦山神宮の社殿で会った。

その人は、03年04月。雨模様の中、傘を差して、石段の脇を流れる水の中から、沢ガニを取って<カニ>と屈託の無い笑顔で私を見ていた。

私は、これは、兆しだと瞬間的に分かった。私が、聞いてイメージしていた、日巫女のイメージそのものだった。

思わず、英彦山の山頂を見た。そして、お神様に問うた。これは、<兆し>でしょうかと。

無論は、神は何も答えない。答えは、自らの中で見つけなければならない。

以来、私は、誰にも話すことの無かった古術について少しずつ話すようになった。

そして、遂に、昨年9月。正式に日本拳法道と併せて豊前福光派古術を伝授する風門館を設立し、芸法相伝と大和心復興を志し、活動を行うこととした。

微力ながら、私は、私のできる範囲で、日の本のために

五穀豊穣・天下太平・家内安全・病気平癒

を祈る行法としての、拳法・古術芸法鍛錬を続けていきたいと思っている。

日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟風門館を設立してから、もうすぐ一年が立とうとしている。

天佑が私を後押ししてくれているのを感じる。お神様は、私を先走りとして世に出したがっている。そう確信している。2007・8・1記す。