日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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豊前福光派古術 行法:素面・素籠手取り

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2008・1月 古宮八幡神社

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写真提供 「おやじの魅力」のおやじさん。<http://blogs.yahoo.co.jp/yasu1233jp

気走りを読むために行う。気走りとは、剣道で言う、先の先にあたる概念である。相手の撃ち気を読み、その撃ち気に、面突き・胴突きと当て身を入れていく。一種の気のカウンター攻撃となっている。

これを、<宇気断ち> うけだち と呼んでいる。

撃とうの<う>を断ち・斬ろうの<き>を断つ。つまり、起こり頭を断つことが、古術福光派の奥義なのである。

元来、得物・素手どちらでも取れるのだが、現在風門は、それを、体術で練るようにしている。


顔面は当て止め。それ以外は、フルコンタクト。初心の頃は、当て身のみで行う。また、この当て止めであるが、鼻や歯を折らない程度と言うことでやっているので、けっこう血だらけになる。

 

全員。日本拳法道や空手の経験者であるから、けっこう凄まじい。防具とは違う。素面・素籠手の恐怖を味合わせるために行っている。ただし、この結果。辞める人間が続出したので、現在は封印している。

古術は、形稽古の流儀ながら、江戸期は、相撲を併習し、乱稽古は相撲。しかも着衣の相撲。要するに四つ組みの柔術の系統ではないかと思うが、それで取ってきた。

その古術のしきたりに則って、現在は日本拳法道で乱取りを取っている。

苦悶と苦痛に歪む顔。それなくして、芸は上達せず、さりとて、そればかりでは、凡夫は続かず。

そのさじ加減をどう、取り計らうか。それも守人の重要な任務の一つである。