https://www.youtube.com/watch?v=GUZPXBaOlNQ
https://www.youtube.com/watch?v=82mgA5nChRc
昨日の稽古。私は、私用が有り、欠席したが、千手丸正指導員が、指導。充実した稽古内容になったようだ。
千手丸氏も、本来なら、昨年の昇段審査会で4段師範補になっているところだが、コロナのために、全てが延期となり、お預け状態である。
風門館では、私が、不在の折には、黒帯の先達が指導するようになっている。その際のメニューは、全て、その日の先達にまかせるようにしている。
初段が、指導員補、二段で準指導員。三段が正指導員。四段は師範補。五段以上が師範である。
風門館では、過去の失敗に鑑み、二段までの独立は認めていない。三段を取ったら、自分で、独立して、日本拳法道連盟内の道場を構えてもよいとしている。
また、二段の条件は、福岡武道館に一度だけでも上がったことのある者に限るとしている。(ただし、41歳未満までの者・41歳以上は、技術・人格・形などで審査されるのが基本。)
なぜ,大会に拘るかというと、日本拳法道そのものが、他流試合を専らとするとい気風を持っているからである。そもそも、日本拳法道連盟設立の本旨が、防具を付けて、安全性を確保した上で、あらゆる武道・格闘技が参加しての他流試合を行うことにあったからだ。
そのための軽量防具の採用で有り、フルオープン制で有り、そのために、より公平であるべく、打撃・投げ・立ち関節・寝技10秒が許されている訳である。
そもそもが、そういう武道である以上、指導者には、<机上の空論の持ち主>は、排除しなければならない。でなければ、防具付きとは言え、技の自由度が空道並みに高い日本拳法道では、実は、事故の発生が起きやすいと言う事情がある。わけのわかない指導者が、本や動画で見た技をまねして、選手を指導したら大変な事故に繋がる。
これを風門は、一番恐れている。
だから、二段には拘る。41歳未満で、福岡武道館のコートに上がらない者には、二段は許さない。だいたい、これで、やめていく。
他の武道に比べれば、日本拳法道の弐段など、さほど難しい訳ではないが、現実問題、初段を取って、二段の手前で、大会出場のプレッシャーがかかり始めると、その時点で多くが去って行く。
のべ、800人教えたが、私の門下で、二段を取った者は、わずかに4人しかいないというのは、それだけ、他流試合のプレシャーが大きいと言うことだろう。
その代わり、自由がある。ルールの自由度が高いから、むしろ常に他流の手業の研究が怠れ無い。しかし、同時に基本に徹底的に忠実な稽古をする。
この2本の動画は、日本拳法道スタイルの特徴をよく表していると同時に、その日本拳法道スタイルに、最も忠実なのが、我々、風門館であることを示している。
スパーマンパンチを打ちながら、対角線コンビネーションの基本に忠実な稽古をする。
この雰囲気がまさに、風門スタイルであり、日本拳法道スタイルだと言えるだろう。
防具式MMAと言っても過言では無い、日本拳法道をやってみたいと言う仲間を常に探している。