日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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「競技と実戦は違う」と言うけれど。


風門館徒然。「47歳の青春」その3。田川郡大任町B&G 2020・8・30

 

https://www.youtube.com/watch?v=ew2NiRdunwU

 

よく、<ルールのある競技と実戦は違う>と言われるけれど、そういう言葉を聞くとつい疑問に思う。

 

では、言ってる本人は、実戦の経験があって言っているのか?万が一、実戦の経験があるのだとしたら、普通のサラリーマン生活はまず送れないはずだ。特殊な人生を送り、特殊な稼業で生活してきたはずだから、基本。我々のような一般社会人の参考になるとは思えない。

 

現代の日本社会は、真面目に暮らしている一般市民には厳しい法律が敷かれている。相手が刃物を持っていない場合。よほどのことがなければ正当防衛は成立しないと聞いている。口論からの暴力沙汰は、相被疑になることが多く、より怪我をさせた方が、加害者になる。そう私は聞いている。

 

また、形稽古しかしたことのない人が、競技武道を批判して、<実戦にはルールは無い>と言われても説得力は無いだろう。正直、本気で言ってるのかと思う時がある。

 

つまり、街中での実戦体験など、万が一の防犯時以外ないとすれば、その肝腎の万が一にどう備えれば良いのか?

 

となると、形稽古での実戦武術技修得と競技武道でのシュミレーションの両輪が必要になるのではないだろうか?

 

風門は、そこを福光流と日本拳法道を併伝することで解決しようとしている団体だ。

 

日本拳法道ルールは、確かにルールがある競技武道だが、プロテクターで安全性を確保しているために逆に禁じ手が、非常に少ない流儀だ。

 

しかも、痛い。面を着けていても、打ち抜かれると嫌な痛みが走る。ボディも震動で、腹に食べ物を入れていたら、吐く。ローも蹴り放題だから、2分1R終わったら、かなり効いてる。

 

日本拳法道は、試合はポイント制だが、KOして悪いわけでもない。というか、大会では、選手は全員KO狙いで出ている。それが、KOに至らず、ポイントで勝っているという、そういうルールだ。

 

この動画は、面は当て止め、他フルコンタクト、投げ・寝技無しの鍛錬手合レベル2で執っている。K氏。47歳。これを毎週2分2Rこなしている。

 

市井に暮らす凡夫の護身の芸としては、これで十分ではないだろうか?

 

そういう我々の考えに賛同する人たちのために、風門を運営している。