日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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令和2年度 風門館:日本拳法道連盟秋期昇級審査会 組手審査1(レベル2) 田川郡福智町武道館 9月13日。


令和2年度 風門館:日本拳法道連盟秋期昇級審査会 組手審査(レベル2)田川郡福智町武道館 9月13日。

 

https://www.youtube.com/watch?v=SD1NYFpGGL0&t=2s

 

令和2年9月13日。日曜日。晴れ。午前の部。於福智町武道館

 

行者:童子丸氏・千木丸氏・若葉丸氏 顧問:宮崎宗範

 

行事:令和2年度 風門館:日本拳法道連盟秋期昇級審査会

受験者:千木丸氏:5・6級、若葉丸氏:6級

 

稽古内容 

柔軟・基礎体。

豊前福光派古術素手第三法組討 

一本目:腰車、二本目:鉢返、三本目:鉢落、四本目:前落

当身:サンドバック懸稽古→30秒×4セット

日本拳法道形 上受けの形・下受けの形。

 

審査 

千木丸氏 上受けの形・下受けの形、組手(レベル2)VS童子丸氏2分1R、

VS宮崎宗範1分1R

若葉丸氏 上受けの形、懸稽古VS童子丸氏1分、VS千木丸氏1:30

両者ともに合格。

 

先週予定していた、審査会が台風で中止となったために、本日審査会を執り行った。二人とも組み手は、Aで合格。千木丸氏は形も十分だったが、若葉丸氏は、形の方は、もう少しやり込む必要があると感じた。しかし、まだ、小学校4年であるから、今後の稽古で、どんどんうまくなると思う。

 

さて、風門館では、入会金も入会書も取らない。体験入門をして、稽古に来て、三ヶ月くらい続いたら、まずは、胴を買ってもらう。

 

その後、半年続いたら、初めて、この昇級審査を受ける。これで、合格したら、そこからが、正規の入門者で、門人扱いとなる。それまでは、お客さんである。

 

だから、この最初の昇級審査料が、入会金の代わりのようなものである。

 

そもそも、問い合わせとか、体験入門自体が、年に数回あるくらいだが、そこから、稽古に来ても、この審査会まで続く人間が少ない。

 

最初の半年間は、他流派の黒帯以外は、無理をさせず、ゆっくり、まったりと稽古してもらう。その半年は、お試し機会のようなものだ。とくにうるさいことも言わないし、社会人としての最低限のマナーさえ守ってくれれば、細かいことは言わないようにしている。

 

最も、この半年が続かない人が多いので、ゆるさを売りにする風門でも、週一回の稽古に来ること自体が、思う以上に困難だということになる。

 

今回の昇級審査は、実に2年ぶりくらいになるのではないだろうか。風門館は、私が、現在日本拳法道連盟5段師範で有り、今年コロナ騒ぎが無ければ、6段になる予定だった。

 

そういう道場なので、6級から1級までの審査権を宗家から委託されている。

 

元々、形の風門と言われるくらい、形にうるさい道場であり、かつ、私を含め、風門の黒帯は、その段位に見合うくらい他流試合を各種ルールでこなしているので、組手の審査も、それなりに厳しい。

 

日本拳法道連盟の不文律は、審査は、合格出来る者だけを受けさせると言うのが基本というところにある。審査で、合格しないような者は、支部で止める。それが、支部長の責任である。

 

今回受けた二人も、十分な力を持っているから、受けさせた。誰でも彼でも段・級を乱発する流儀では無いと言うことは付記しておく。

 

私が、ブログ等で、日本拳法道の段・級は、かなりゆるいと言うことが多い。それを切り取りして、自分の勝手な解釈で、鼻歌交じりで黒帯が取れると勘違いする人間も出てきていると聞いて唖然としたが、極真や日本拳法などに比べれば、ゆるいと言ってるのであって、稽古もろくに来ない。40歳以下で組手もしない、大会にも出ないで、段・級など取れるわけが無い。

 

40歳までは基本現役制。これが日本拳法道連盟の不文律である。そこは、強調しておきたい。

 

また、審査に当たっては、必ず動画を撮るのも、団体が小さいので、その発行した段・級の信用度を担保するために撮っている。

 

千木丸氏。今年47歳。一般は、5・6級の二階級ずつ進むので、その審査なのだが、この動画を見れば、流派は違っても、5・6級としては十分と言うことが分かってもらえると思う。

 

ちなみに、40歳以上は、空乱でも審査を行うのだが、本人の希望もあって、レベル2で取った。

 

この動画を見て、年配の方が尻込みされても困るので、そこも付記しておくが、40歳以上は、形を重視し、空乱(レベル1)でも、審査を行うので、心配されなくても良い。

 

しかし、繰り返しになるが、40歳未満は、日本拳法道ルールで乱取りが出来ることが初段の条件だから、日本拳法道の黒帯を締めるためには、それなりの苦行を経てもらわないと困る。そういう流儀である。

 

いつも、前置きが長いが、風門館は、日本拳法道が表芸、しかし、裏芸として、福光流古術を併伝している。そのため、風門自体の文化は、古術色が強い。

 

私の門下で、日本拳法道連盟の段・級を取った者は、そのまま、福光流の同じ段・級を允可するので、この審査会が、事実上の古術福光派の入門式ともなっている。

 

古術では、入門したら、行者名を付けると言う特殊な文化を持っている。この行者名を付けるのが、16世守人としての大きな責務の一つなので、半年間、その人の人となりを観察しながら、言祝ぎとなるような名前を考える。

 

このために、古術者は、和歌も学ぶというのが昔からの風習だった。

 

千木丸とは、神社の屋根の上にある、千木のように天高く、人を導く存在になれという願いが込められている。47歳と言う年齢は、指導者になるには、厳しいと感じるかも知れないが、私はそうは思わない。10年学べば、4段師範補になっている。それでも、まだ57歳。今の私よりも若い。十分、後進を育てることができるだろう。

 

若葉丸は、そのままの意味だ。現在、小学校4年生。風門以外にも、ブラジリアンを学んでいるので、このまま、いくと競技者としても、指導者としてもいくらでも可能性を秘めている。若葉のように、大きく育つことだけ考えれば良い。

 

こうやって、行者名を名付けるときが、一番高揚する。

 

そのために、いろいろ、書けない困難やつらいことを乗り越えてやってるんだろうと思う。いつも、何を書いてるのか分からない文章で有り、変換ミスも多いが、心地よい審査会であった。

 

高揚している。それが言いたかった。その一点に尽きる。