風門之儀2020。「成長する喜びのために」 in田川郡大任町B&G。7月26日。
https://www.youtube.com/watch?v=eqNsxHDGRFM&feature=youtu.be
私は、「人の成長する喜び」を見るのが好きだ。
その喜びと輝きが好きだから、指導者として、やっている。
これは、必ずしも、競技に出る・勝つ・地稽古で強いとかだけを意味しない。
自分の中で、昨日の自分を乗り越えた時の喜び。
今日の自分を乗り越えていく明日があることの喜び。
他人との競争も大事だ。それを否定はしない。
しかし、自分の中の課題を克服していく姿も好きだ。
K氏。46歳。8月末に昇級審査を予定している。それにへ向けて、鍛錬手合のレベルを徐々に上げている。
最初の級は、一般の場合。5・6級。形が4本。
鍛錬手合は、着面・着胴で、上段は、ライトコンタクト。他は、Full・Max。打撃のみ。
今は、面スキンタッチで行っているが、このタッチが徐々に強くなり、レベル3では、面もFull・Maxとなる。
46歳で、レベル2を毎日曜日たんびに、2分2Rこなす。けっこう。えぐいと思う。
中段・下段はFull・Maxだから、防具を着けていても打ち身は当然ある。しかし、それを克服しながら、どんどん、動きがよくなっていく「喜び・輝き」が見ていて心地よい。
「成長する喜びのために」
成長は、若さだけの特権では無い。幾つになっても、人は、昨日の自分から成長することが出来る。ただし、年が行けば行くほど、より、地道な努力と多大な根気力を必要とするのは確かだ。
ウサギのように走れた20代とは違う。亀のように、ゆっくりとでも前へ進もうとする気持ち。しかし、確実に進める。この喜びがあるから、武道を続けることが出来る。
風門は、そういう美意識を大事にしている。