日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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豊前福光派古術 当身 叩潜投 風門にとって護身とは何か?


豊前福光派古術 当身 叩潜投

 

https://www.youtube.com/watch?v=r6edLEiUGqk

 

豊前福光派古術 当身 叩潜投

 

古術では、相手の打拳に対処する技を含めて<当身>と呼ぶ。こういう技も、実際に使えるかどうかとなると私にも分からないが、自分の正中線を守るという訓練法の一つとして、風門館は、稽古している。

 

護身というのは、単なる制敵技術だけで考えて良いわけではない。戦後の日本は正当防衛にはやたら厳しい。殴ってくる相手にいきなり殴り返した場合。怪我をさせれば、過剰防衛となるし、また、相被疑ということにもなる。また、刑事罰を受けなくても、民事になる可能性も高い。

 

法的には、どうなのか私も詳しいだけでは無いが、万が一の場合。出来れば、刑事罰は避けたい。ちなみに、よく、最大の護身は、逃げることと有名な空手の先生が書いてるのをみて、驚いたことがある。どうも、護身に対する考え方が、我々と、根本的に違うらしい。

 

恋人・家族を見捨てて、逃げれば良いのか?我々、風門の言う護身というのは、万が一の犯罪に巻き込まれた場合を想定して言っている。

 

最悪、家族を逃がす時間を稼ぐ。警察などが駆けつける時間を稼ぐ。そういう最終局面を言っているのである。

 

また、生兵法は怪我の元と言われるが、では、非武装で、万が一の際は、無抵抗で死ねと言うことだろうか?

 

私は、同じ死ぬなら相手の目を潰してから死にたい。そういう万が一に遭遇しないように注意することは、もちろんだが、万が一の際の覚悟というのも常に秘めておかなければならない。

 

また、よく、護身の話しをすると、この銃の時代に護身ですかと言う人が、未だにいるから、これも、また信じられない。日本で銃を所持していたら、その時点で犯罪者であるから、護身どころでは無い。会社は首。家族は路頭に迷い、表の社会への復帰は難しいだろう。護身とは、その時代。時代の法秩序の上に成り立っている。

 

法を考慮しない護身というのは平時にはあり得ない。

 

そういう時。この叩きは便利だ。要するに突いてくる相手の腕の急所を叩く。これで、相手が戦意喪失すれば、それにこしたことはない。

 

たまに、職場や地域社会で、口げんかから手を出してくる人間いる。そういう時に、この叩きで腕を壊せば、自分の身を守り、刑事罰も食らわなくてすむ。

 

局面、局面で、どう対応するか。犯罪者に対するときと、職場でのいざこざから身を守る場合と。

 

使う技も、揃えておかなければならない。幸い、風門館は、古術と言う総合武術を持っている。だから、引き出しが多い。

 

こういう叩きも、一つの道具として使えるように訓練しておくのも必要だと思っている。