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書評:「敗者の生命史」

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時々、面白い本に出会うから、本屋通いはやめられないはずだ。
この<敗者の生命史>。ドラマティックだった。
 
男と女の存在。進化の謎。生命の多様性の不思議。
 
そして、なぜ、種を残すために、個々は死なねばならないのか?下手な宗教の本より、よほど深く理解できる。
 
この本を読んで分かったのが、日本人が、なぜ桜をことのほか愛するのかという謎。
 
先人達は、こういう理詰の科学とは別に、直観科学で、個々に咲き、散らねばならない桜の花に、命の意味を見いだしたのだろう。
 
種として生き延びるために、個々は死なねばならない。
 
我々が、死を恐れるのも、個々の命としての反逆のような気がする。
 
う~ん。結局。何かいてるのか分からないが。
 
私には、男と女のある意味。そして、個々は、絶対的に死なねばならないという理不尽の理由が分かった。
 
永遠に生きるために死ななければならない。深い。
 
この悲しみの象徴が桜花なんだと思えば、逆に、日本人が
 
海ゆかばの頃から、従容と個々の死を受け入れてきた理由がわかる。
 
科学が突き詰めれば、伝統に還るというのも面白いものだ。
 
むろん。死にたくはないが、死ぬときは、この本を枕元で読んでもらいたい。
 
そう思った。