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<天津日嗣之神咒>

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古術者とは何か?天津日嗣之神咒(かじり)
 
諸々之罪穢祓ひ禊て清々し
遠津神笑み給へ
稜威之御霊を幸へ給へ
天津日嗣之栄え坐(まさ)むこと
天地(あまつち)之共(むた)無窮(とこしえ)なるべし
 
上の祝詞を古術では、<天津日嗣之神咒(かじり)>と呼び、古術の究極の奥義は、全てここにあると言われて来た。
 
最近になって、この<神咒(かじり)>が、羽黒修験の祝詞だと知ったが、出羽は、九州とは縁遠いので、どういうことだろうと疑問に思っている。
 
明治以前に、知っていたのか?それとも、明治以降、12代目猪之吉さんが、全国を遊行中に知り、組み込んだのか?
 
そこらあたりは、疑問だが、<天津日嗣之神咒(かじり)>の思想自体は、福光党にとっては、南北朝以来の信仰であるから、特段、珍しいことでもない。
 
古術者とは何かと聞かれたら、
 
<天津日嗣之栄え坐(まさ)むこと、天地(あまつち)之共(むた)無窮(とこしえ)なるべし>
 
このことを思想としてというより、信仰として持ち、また、願うだけでなく、実力を持って、身命に代えて、肉体的行として、それをなさんとする者たちと定義できるであろう。
 
故に。絶対的門外不出であった。
 
古術者は、自らを<雛之衛士>と自称するが、文字通り、雛之衛士であり、
この<天津日嗣之神咒>に誓約(ウケヒ)した者である。
 
古術の芸法は、乱時にあっては、実力で、その道を守り、平時にあっては、祈りの行として、また、<天津日嗣之神咒>に誓約(ウケヒ)する者を育てる教育法として受け継がれてきた。
 
古術とは何か?古術者とは何か?その最終目的が、全て、この<神咒>に集約されている。
 
アメリカ映画ながら、<アサシン>を見たとき、往年の古術者を連想したが、あの風景が、古術者の心象風景なのである。
 
私が死ぬと、こういう文化も廃れていくだろうから、このデジタルの中に書き残して置きたい。
 
後世、古術が残るとしたら、その真伝は、この<神咒>にありと知るべし。