令和5年8月6日 日曜日 晴れ 田川郡福智町武道館
https://www.youtube.com/watch?v=qbTTkE_2E3M
令和5年8月20日 日曜午前の部 晴れ 田川郡福智町武道館
行者:木霊丸氏・千木丸氏・弦音丸氏
本日の稽古内容
準備運動
(前転 後転 脇締め)
(股関節ストレッチ)
(ブリッジ)
受け返し稽古
(揚突き他)
(前足 奥足の蹴込み)
(抜胴)
マススパー
(60秒✖️2)
(30秒✖️1)
マススパーは追い込まれた時に離脱できるような稽古内容にしました。
師範からの指導を受けながら動きの確認をしました。
全体的に前蹴りや揚突きを意識した稽古内容でした。
平均年齢が高い事もあって股関節が硬く上段蹴りが出来難い為、ストレッチでは時間を掛けて行いました。
又、首を鍛えるためブリッジを取り入れました。
風門館事務局 kirara.1958@gmail.com 代表福光まで。
以上、千木丸氏による稽古禄。
この週の火曜日・15日に、私が、どうもコロナにかかったようで、火曜・水曜と38度の発熱があり、木曜日には、平熱に戻ったが、土曜日の夜、念のため、検査をしたところ微妙に陽性反応が出たので、万が一を考えて、欠席した。
幸い、稽古の方は、木霊丸師範が参加したので、千木丸指導員補と打ち合わせながら稽古は順調に進んだようだ。
稽古禄は、千木丸初段にお願いしたが、上のように虚飾のない、簡潔かつ、無駄の無い稽古禄が仕上がった。
稽古禄というのは、簡単なようでいて、簡単では無い。何故なら、稽古内容が明瞭で無い場合、まず、技の名前が出てこない。
文章の上手い。下手は、関係が無い。明瞭か不明瞭か。そこが重要である。文章が明瞭で無い稽古禄を書くというのは、やはり、稽古もなんとなく不明瞭でやっていることの証になる。
私は、文は人なり。と言うのを持論にしているが、言葉と言うのは、恐ろしい。書いていると自然とその人の内面・考えが浮かび上がる。
稽古に対して、普段、どう向きあっているか。それが、一目瞭然なのが、稽古禄の怖いところなのである。
私は、今から、12年ほど前、日本拳法道と古術を併伝するための道場として、それまでの、日本拳法道連盟風門同志会を発展解消して、風門館としてリニューアルオープンした。爾来、必ず稽古禄を書くことを必須としてきた。
最初の頃は、古術の独特の用語を残すためという目的のためが動機であったが、書いているうちに、気づくことも多く、自分の指導内容を見つめ直す大きな材料となった。
また、自分が稽古にどうしても行けない場合。有段者に書いてもらうが、自分とは違った視点で書かれた稽古禄が非常に参考となった。
そして、そのうち、稽古禄を書けない人間は、稽古もいい加減にしているという相関関係に気がついてきた。
重ねて言うが、文章の上手い・下手は関係が無い。
稽古内容が明瞭かどうかが重要なので、語彙力ともさほど関係が無い。
概ね、二段近くになったら、稽古禄を書かせるのだが、この稽古禄がろくに書けない場合。90%以上の確率で、二段に到達しないで辞めていく。
初段取得後、わずか1年で、二段になれるにも関わらず、その1年が続かない。恐らくは、熱量との関係なんだろうと思う。
従って、稽古禄も書けない人間には、二段を取得する資格はないし、また、取得させるべきではないというのが、私の持論となった。
以前、宗家は、初段に厳しかった。当時は、そこまで、厳しくしなくてもと思っていたが、やはり先生の考え方は正しかったと思う。
日本拳法道連盟の黒帯を発行したら、世間は、その人は黒帯としてみるのだから、初心者の指導も出来ない黒帯などは、いても無用とも言える。
風門館では、二段からをある程度厳しくしている。二段は、準指導員である。また、三段からは支部長だから、指導の出来ないような支部長を出したら、組織的にもかえって弊害の方が大きい。
その指導の明確化、明瞭化を示すのが、ある意味稽古禄だと思って、風門館では重視している。
千木丸初段も、今週、日曜日の審査で、二段昇格となる。また、一人貴重な指導員が誕生した。
この稽古禄を見れば、普段の稽古への取り組み方が、いかに明瞭かがよくわかる。
貴重な戦力を得たと言える。