日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館徒然。得物護身・体術護身・体術総合。2023・7月 香春町風門館本部22(土)、田川郡福智町武道館23(日)

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https://www.youtube.com/watch?v=PsgOT_bclL8

 

令和5年7月22日。土曜日。午後の部。豪雨後晴れ。田川郡香春町風門館本部。

行者:木霊丸氏

豊前福光派古術 変手勝 奥足 首里手構え・羽根車・波打ち・擦車・羽根車

体術当て身→小太刀・双手術、太刀術、剣体術

 

令和5年7月23日。日曜日。午前の部。晴れ。田川郡福智町武道館。

 

行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏。

 

稽古内容 体術護身・体術総合

 

○護身:豊前福光派古術素手第2法取手:拍子取より。

見栄取表裏 

 

○組討:豊前福光派古術素手第3法組討 

花手(初伝)12本の中から、

三本目:鉢回、4本目:前落

取手変化:肩絡み・肘絡

 

日本拳法道形 各自受検形稽古

 

○受け返し

揚げ突き 7種×120S 

 

○鍛錬手合(乱取り稽古)

鍛錬手合L4 変手ルール。90秒×2R

 

風門館事務局  kirara.1958@gmail.com 代表福光まで。

 

相変わらず眼が不調のため、簡略に記す。

 

○実は、得物護身の稽古禄は、従来別に書いていたが、上に掲げたように眼が不調のため、並行してまとめる。

 

書き出すと長くなるので、素手体術から、小太刀・バチ、双手、太刀と同じ技が、どのように得物によって、変化するのかを伝授。木霊丸氏の場合。各ピースは、おおまかに教えているので、後は、その組み合わせの仕方を学ぶ段階であることを伝える。

 

また、このワンピースずつをどうつなぐか、組み合わせるか、実はこの部分が口伝を受けないと個人で思いつくのは至難の技であり、それこそ、それを知るために実戦をしている間に命を落とすはめになると伝える。

 

長年の門中だからこそ、その点がわかり合えるので、楽。次回も同じ内容。

 

○日曜日。

 

相変わらず人数は少ないが、一番初心の弦音丸氏でも、9月で1級。だから、かなり踏み込んだ内容で稽古が出来ている。心地よい。

 

先週から、揚げ突きに的を絞った受け返しを7種類×120Sで行っている。1種類のコンビネーションを120秒打ち返すのは、けっこう集中力がいる。オフェンスばかりに気を取られていると、顎を撃ち抜かれる。

 

決まった手業を繰り返すのだから、ほぼフルパワーで打ち込む。ディフェンス側は、ぼんやりしているとこの受け返しでもKOされる場合がある。

 

風門館は、無理をさせないと言ってるのを、自分のレベルで曲解する人間がいるが、私の無理をさせないは、あくまでも、アマのすごい所とかに比べたらという基準であって、元々打ち合うこと前提のコースで、へらへらした稽古ができるほど甘いことをしているわけではない。

 

自分の基準でものを考えないこと。世の中で生きていくめのそれが基本だ。

 

他にも書きたいことは山ほどあるが、文字でいくら書いても本質は伝わらない。一番重要なことは稽古に来て汗を流すこと。その歳月の繰り返しの中で、芸法修練を通して、人としての生き方の真理を会得する。

 

武道が、生活に役に立つとすれば、その点が、一番大きいのではないかと私は思っている。

 

ラストは、変手スタイルで、各自2R。

 

千木丸初段が、本日は60秒でと。言う。その姿勢が私は重要だと思っている。50歳で、無理な稽古をして、体調を崩したら、護身でも何でもない。

 

自分の出来る範囲で、稽古を続ける。出来ないことは出来ないという。出来ることは出来る範囲で、確実にやる。

 

結局、武道が続く人というのは、社会人としても、職場で信頼されるケースが多い。私は、門人の同場外の生活について、こちらから話しを聞くことを一切しないが、私も職業人であったから、人を見る目は持っている。

 

有言実行。武士に二言なし。言ったことは必ず実行する。出来もしないことを大言壮語しない。そういう人が信頼されるのではないだろうか?

 

武道であろうと、職場であろうと。人の本質は、それほど変わるものではない。自分の発した言葉に責任を持つ。それが、大人の間の信頼関係を生む。その一点を一番突くのが競技武道の世界でもある。

 

無理はさせないが、大言壮語して、実行しない・出来ない人間は、武道の世界には向かない。また、信用されない。

 

その点に関して、風門もかなりうるさい部分はある。

 

うだるような炎暑の中、平均年齢49歳。どろどろの汗をかきながら、出来る範囲で稽古している。

 

我々のような、草の根が、各自職場で、自分の持ち場を守っているのだと思う時、私は、それが、風門士道なのだと感じ、誇らしくあるのだ。