日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門之儀2022。初見の相手と手合うこと。そして、変手スタイルの可能性について。田川郡福智町武道館。10月30日。

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風門之儀2022。初見の相手と手合うこと。そして、変手スタイルの可能性について。田川郡福智町武道館。10月30日。

 

風門館・筑前塾合同稽古会より。S師範と変手スタイルで手合八咫丸3級。

 

筑前塾のS師範の経歴も華麗なのだが、八咫丸3級も、打撃に関しては、それなりの経験値を持っている。

 

空手・ボクシング・KBの経験もある八咫丸氏だが、日本拳法道に入ってから、やたら

他流派と地稽古する文化に最初は戸惑っていた。

 

あくまでも一般的にだが、武道・格闘技というのは、別のルールで稽古する団体とは交わらない傾向にある。

 

その点、日本拳法道連盟は、最初から、防具で安全性を確保した上で、異種格闘技戦・他流試合が出来るルール・システムを企図して、結成されているので、むしろ他流との交流ありきという文化を持っている。

 

私は、それが面白くて、33年前、日本拳法道の世界に飛び込んだ。

 

そのDNAを風門館は色濃く残している。

 

ただ、門人の平均年齢が上がり、しかも、経験値は浅いという風門の現状にあっては、他流派との交流もうかつにはできない。

 

その打開策となるのが、この変手スタイルになるのかなと考えている。まさに、瓢箪から駒の出来事だった。

 

面装着・投げは、腰に乗せる・担ぐ投げは禁止。寝技・関節・絞め無し。当身は、当て止めとする。

 

時間は60秒。

 

このスタイルだと、MMA系・KB系、全空連系とも交流できる。第一、50代でも、安全に他流との合同稽古会に参加できる。

 

かなり、間口は広くなるのではないかと思う。

 

最後にS師範の切れ味のある揚げ突きを喰らって、初見の相手との地稽古の大切さを身をもって味わったのが、この手合の最大の収穫だ。

 

相手から、いい突きをもらう。それで、どう対処するかを真剣に考える。その真剣に稽古するために、こうやって、他流派との地稽古を行っているのだ。

 

それが分かる指導者になって欲しいと言うのが、私の指導の最大の眼目でもある。

 

勝ち負けに拘るのはいいが、だから、闘わない方向にシフトする黒帯を育てたくない。

 

私も、5種類のルールで、オープントーナメント15本に出て、勝ったり負けたり、痛い目にあったり、恥を掻いたり、相手をKOしたりした。

 

個々人の恥の積み重ねの上に、日本拳法道という一つの流儀の知見・経験値が上がっていくと私は確信している。

 

集合知で、流儀を作っていく。木立先生の壮大な実験を我々は引き継いでいかなければならない。

 

風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。