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風門館徒然。第7回風門祭に備えて。風門館・筑前塾合同稽古会。田川郡福智町武道館。
令和4年。10月30日。午前の部。晴れ。涼しい。田川郡福智町武道館。
ゲスト:筑前塾 S先生・A君。
稽古内容:体術総合・体術護身。
前半
風門祭ルール確認。
豊前福光派古術・組討:置車・置倒
風門館護身体術・飛び膝展開。飛び膝→蹴手繰里→裾車・蟹払
後半
胴突き・残心。打ち込み稽古10本。
受け返し稽古:被せ突き・展開2種
着胴目慣らし:30秒×7R
変手スタイル:60秒×4R
千手丸氏。35R。
千木丸氏。22R
八咫丸氏。30R
弦音丸氏。30R
上羽丸氏。26R
本日は、第7回風門祭・中学の部に参加される直方の筑前塾、S先生とA君が、ルール確認と稽古のために来られた。
昔は、筑前塾にお世話になったので、S先生とも久しぶりの稽古で盛り上がった。
中学の部は、今回ワンマッチだが、A君もなかなか技が切れるので、いい試合になりそうだ。投げあり、寝技10秒は、一般部と同じだが、関節・絞めは禁止にしている。
安全性に配慮して、防具式の打撃・投げ・寝技ありルールを普及したいので、中学生の試合が組めて良かったと主催者として嬉しい限りだ。
前半は、先週の流れをそのまま稽古。
後は、S先生とA君を迎えての稽古なので、マススパーと、変手スタイルで、どんどん回した。
S先生。日本拳法・柔道・空手の有段者なので、変手スタイルも、説明しただけで即座に理解して、相変わらず切れの良い打撃や足払いを決めて、新人が皆驚いていた。
ポイント制の場合。特に胴突きは、残心が決め手になる。
S先生の切れ味の鋭い当て止め・面突き、胴突き、腰に乗せない投げての極め突き。残心の取り方。理想的なスタイルを実際に見て、新人諸氏もようやくこの変手スタイルの意図するところが理解できたのでは無いかと思う。
私は、単純に打撃がしたかったら、日本拳法道にこれほど拘っていなかった。KBもあれば、防具の空手もある時代だ。
打撃から、そのまま、投げに入るスピード感が好きだから、日本拳法道をやっている。
変手スタイルも、ベースは日本拳法道だ。安全性に配慮して、当て止め・投げも、転がす投げにしているが、あくまでも日本拳法道ルールが先にあって、その中で危険性を排除しただけのルールだから、変手が先では無い。
百聞は一見居に如かずというが、ルールを聞いて、そのまま、ルール通りに、自分の力を発揮できる技量を目の当たりにして、各自思うところがあったと思う。
マススパーと変手スタイルで、S先生と初めて稽古した、門人達にはいい刺激になったと思う。
武道にあっては、初見の相手との地稽古は大きい。力量に勝る先達との地稽古は、経験値を上げる上で、効果は絶大である。
最後になるが、この変手スタイルは、他流との合同稽古会のも、絶妙なスタイルだなと新たな発見をした。
全空連スタイルに寄せているが、ローキック、フック・アッパー・首相撲・投げありだから、打撃系・総合系ならどんな流派でも交流できる。
このスタイルでの、合同稽古会なら、かなり門戸が開けるのではないかと思った。
中学2年生のA君も、目慣らし・変手とも大人に混じっても、何の違和感なく稽古できたので、今日は盛り上がった。
S先生に、積極的に稽古をつけてもらう風門館の新人を見ていると、40代後半でも、安全に交流できる変手スタイルの素晴らしさを自画自賛するとともに、この人たちも好きよねと思ってしまった。
まあ、これが、日本拳法道的なDNAだから、気風は、風門館に根付いているなと微笑ましく思った。
S先生・A君。ありがとうございました。また、一緒に稽古しましょう。
風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。