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風門館徒然。日本拳法道連盟:開き足・展開。田川郡福智町武道館。2022・9・11。
令和4年。9月11日。午前の部。晴れ。酷暑。田川郡福智町武道館。
行者:千手丸氏・千木丸氏・八咫丸氏・弦音丸氏。
稽古内容:体術総合・体術護身。
豊前福光派古術素手第二法・取手・拍子取・背後両羽根:背後上羽根小手返・小手落。
豊前福光派古術・組討:腰車・鉢返落・前落・小内大内・尾長鳥・横掛横捨身・首取固
受け返し稽古
開き足・展開8種。
撃込稽古・サンドバック。円懸かり・中段突き3回×4
千手丸氏。24R。
千木丸氏。16R
八咫丸氏。20R
弦音丸氏。21R
上羽丸氏。13R
酷暑。9月2週目だが、湿度が高く、とにかくサウナ状態。この悪環境の中で、40代後半の4人が、黙々とメニューをこなすのだから、この時点で、凄まじいとしかいいようがない。
本日も、メニューは多岐に渡ったので、全てを書く余裕が無いが、注目点を二つ。
1 組討:試合用に使える手業をどんどん教える。初心者には、難しい部分もあろうが、これを繰り返していくことで覚え、使えるようにしかならない。学問に王道無しと同じで、芸法にも王道は無い。
2 開き足・展開。
展開というのは、稽古法の一つで、一つの技がどのように応用変化するかを学ぶ。古術では、これを変化と言っていたが、日本拳法道がメインできている門人には、展開の方が分かりやすいだろうと思って、本日から示している。
主題は、開き足からの応用展開。
日本拳法道の基本の体捌きに、「開き足」がある。これと同じ体捌きを、古術では舞足と呼び、ボクシングではサークリングという。
言葉は違えども、中身はさほど変わらない。
この開き足は、昔は基本の素振りとして必ず稽古していたが、最近、やる暇が無くて、疎かになっていた。
風門祭が近いので、試合用の稽古も大事だが、私は、護身術として、風門館を運営しているので、競技の勝ち負けには、さほど興味は無い。
だから、試合前であろうと、平然と、護身用の手としての拳法体術の稽古をする。
この開き足は、当身・取手・護身・投げと多岐に渡って使える。というより、この開き足が出来ていないと私の教える福光流の組討術は使えない。
古術では、得物・体術を通して、この舞足が非常に重要で、舞足が出来ていないと私の教える技が使えない。
私が、日本拳法道の形をすっと覚えたのは、体捌きや、関節の取り方が、古術と被る部分が多かったからである。
護身として、汎用性が重要だと言うことを、先日来書いているが、この開き足・展開8種など、まさしくその汎用性の最たるものであろう。
この開き足の展開に習熟すれば、短棒術である、バチ術なども容易に出来るようになる。
得物は手の延長である。沖縄古武道や杖術を学ぶのも一つの道筋だが、風門館で、私から、日本拳法道と福光流を学べば、護身実用として、わざわざ高い金を払って、別の流儀を学ぶ必要は無い。・・・と私は思っている。
今日も良い稽古が出来たので、晴れ晴れとしている。
週1回・2時間。ワン・ストップで護身実用を学べる道場を私は目指している。私の目指しているのは、高級な専門店では無い。護身におけるコンビニのようなもの。手頃な値段で、取りあえず必要なものが揃っている。
広く、浅くでよい。それが風門館の目指すところである。達人になりたい人は達人の元へ。プロになりたければ、プロの指導を仰ぐ。
それが自然だろう。そんなことより、手頃な値段で敷居の低いところで、そこそこの技術を学びたければ、風門のようなところがよいだろう。
選択肢の一つとして、存在していれば良いと風門は考えている。
風門館事務局。0947・32・3550。代表福光まで。