日本拳法道連盟・豊前福光派古術連盟 風門館公式ブログ

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風門館にとって護身術とは何か?2 継続性。

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https://www.youtube.com/shorts/6FrFo-re6Lg

 

私は、自分自身が弱者だったから、弱者のための護身術を欲していた。しかし、世の中で、強いとか、すごいと言われる武道は、基本的に、元々強者がより強くなるシステムに感じられる。

 

空手・日本拳法・KB・柔道。確かにどれも強い。しかし、乱取りが激しい武道では、私のような虚弱体質の人間は、長く続けることが出来ない。

 

技術的には、乱取り系の技を使い、しかし、稽古は形稽古で行いたい。それが、私の願望であった。

 

33年間の試行錯誤をへて、ようやく今の形に落ち着いた。

 

風門館は、「大人のための護身教室」を謳って活動しているが、人も生き物である以上、年寄りと子供が弱者であることは間違いない。

 

だから、護身術として考えたとき、年を取っても稽古できる技術体系は必須だ。

 

風門館で最長年齢は、私であり、現在64歳である。しかも、両アキレス腱断裂・右脛骨捻転骨折・腰椎狭窄症・右目網膜剥離・左目白内障・子供の頃に扁桃腺手術。

 

過去8回手術を受けて、まだ技の稽古が出来るのが、風門スタイルの良いところだ。

 

よく、老いても達人と言うのが武道系雑誌に載るが、普通の凡人には、難しい。そういう達人系の人の経歴を見れば分かるが、ほぼ職業武道家だ。

 

我々サラリーマンは、普通、8時間勤務とかあり得ない。通常、+3時間の残業は当たり前で有り、下手をすると6時間残業とかも珍しくない。

 

制度的に週休二日であっても、それは、建前で有り、土日も働いている。しかも、ブラックが厳しくなってからは、ノルマはあるのに職場への出勤は出来ないというパターンが多い。人はどうか知らないが、私のサラリーマン人生はそうだった。

 

となると、単純に、一日平均、12時間くらいは稽古している勘定になる。それほどやって、その各自の仕事の分野で、達人・名人と呼ばれるほどになるだろうか?

 

だいたいが、その職業では、普通が一般的ではないか?

 

だから、週1回・2時間程度で達人になるのは無理というのが、私の達した結論である。

 

しかし、護身術というのは、達人になるためにあるのではない。万が一の防犯事案は、災害と同じで、いつ、誰に降りかかるのか予想も出来ない。

 

しかも、老いれば老いるほど弱者になる訳だから、狙われる確率は高くなる。

 

若いときに、いくら強くても、全く稽古をしていない人の落ち方はすさまじい。私のように、形稽古でぼちぼち指導しながらでも稽古を続けていると、現役の時に比べれば、話にならないが、落ち方は緩やかだ。

 

だから、私は、まず、継続性に拘って、風門館を運営している。40代・50代の門人達が、とにかく続けられる稽古体系、及び技術。

 

それを最優先にしているから、「風門館。大人のための護身教室」を謳って活動しているのだ。

 

私は、「看板に偽り有りが大嫌いである。」

 

乱取りの動画をよく紹介しているが、門人の希望もあって、そうしている過ぎない。実際の稽古の95%は、冒頭の動画のような、ゆったりとした基本・形・技の受け返し稽古が主体だ。

 

達人になれなくても、護身術を学びたいと言う人のために、私は活動している。

 

風門館事務局。0947・32・3550.代表福光まで。