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日本拳法道ルール最大の特徴。寝技10秒の攻防。風門館タックル対策。鉢砕からの回転式馬乗固。田川郡福智町武道館。毎週日曜日。10:00~12:00。
日本拳法道乱取競技法の最大の特徴は、寝技10秒制限にある。この制限は、実は、宗家が、日本でブラジリアンが普及し始めたときに発案した。
その当時は、私には、意味が分からなかったが、さすがに一流派を起ち上げた武道家だけあって、まさに慧眼であった。
1対1の攻防の場合。寝技が強い方が必ず勝つ。しかし、日本拳法道は、そもそも市街地護身実用の技術を追求することを目的に開発されたため、対複数も想定している。
そのために、寝技中心の総合格闘技とは一線を画するため、寝技10秒制限となった。あくまでも、当身中心の総合武道を作るというのが本旨である。
従って、寝技10秒制限とは、むしろ寝技になったら、10秒以内に相手を仕留めなければならないという発想が根本にある。
よく、組み技系の選手から、10秒では、極められないから、不公平だということを言われるが、日本拳法道のそもそもの根本思想が理解できないから、そういう発言が出るのだと思う。
繰り返し言うが、市街地対複数護身実用戦を想定したルールである。
従って、寝技で、関節・絞めも有りだが、それは、他流にそういう技を使わせるためにあるのであって、日本拳法道の選手は、寝技であっても打撃で極めるのが基本だ。
テイクダウンを狙って、タックルに来られても、あたふたしない。倒れながら、回転して馬乗固に取る。
これは、私が、組技系のタックルへの対処策として、福光流の鉢砕という技を元に開発したものだが、今では、風門館の十八番になった。
片膝抑、あるいは馬乗固から当身で極める。競技上実はこれが一番有利である。
つまり、市街地対複数護身実用戦に必要な技術が発達するように、ルールを設計する。
その話しを聞いたとき、正直、意味が分からなかったが、今になって、空恐ろしいくらいの発想法を私は学んだんだと、今でも震えが来る。
この発想法こそ、実は、日本拳法道連盟最大の秘伝では無いかと思う。
宗家が、この話しを何人に伝えたのか私には分からないが、私は、風門館の門中には確実に伝えている。
環境が、技芸を生む。
幼い頃から、家伝の流儀である<福光の手>を学んだ私には、宗家の意図するところが、今になって、よく分かる。
日本拳法道は、あくまでも、<拳法>である。他局面において、当身で対処する総合武道・護身術。
この発想を学んだだけでも、宗家の門を叩いた甲斐があったと満足している。
風門館事務局 0947・32・3550。代表福光まで。
多忙な社会人を対象とした護身教室です。月1ペースでも、全く問題ありません。また、年に数回とかでも歓迎しています。そのために、来たとき払い、1レッスン・700円を維持しています。
この記事を読んで、少しでも関心があったら、取りあえず無料体験入門で試してみてください。