https://www.youtube.com/watch?v=DbhenSqmDuM
令和4年3月27日 日曜日 10:00-12:00 晴れ 福智町武道館
先達:先手丸
行者:千木丸氏、TO氏、TA氏
稽古内容 体術総合。
鍛錬項目 前後転等
組討:タックル対策、がぶり受け10本 投げ技の耐え方、5本 横掛横捨身、10本
掻取:袈裟固左右、10本 袈裟固の返し、10本 打撃
受け返し :三連二種・各30本、三一拍子・30本、オランダ式コンビネーション・30本 組手
マススパー80%スピード、1分3セット マススパー100%スピード、2分2セット
サンドバック打ち、30秒2セット
館長不在のため、千手丸が先達として稽古を行いました。 最近はコロナ禍の影響などで接触の少ない立ち技重視の稽古が多かった印象があり、そのおかげもあってスパーの回数も増えています。 ですので、今回は立ち技から組技への移行に重点をおきました。
投げる、投げられる、については通常の稽古でも行うので、投げる事も受身をとる事も充分練習していますが、組み付かれて倒され/投げられようとしているときにどう対処するかについてはまた違う技術が必要だと思います。
今回は、タックルされたときの対処として、基本のがぶり受けを行いました。これを知っているだけでタックルで倒される確率は下がると思います。実際、自分もタックルの受けはこれしか知らないのですが、これにより助けられた事は何度もあります。
次に、腰投げを耐えるための腰の落し方をすこし練習し、続けて横掛横捨身を行いました。これは、腰投げを腰を落として耐えた後に裏投げに移る部分が横掛横捨身の捨身部分の応用だと考えたためです。ここはもう少し掘り下げても良かったかもしれません。
投げ技フェーズの次を寝技のフェーズとすると、同体で倒れたのならば袈裟固や横四方固になることが多いので、今回は袈裟固のやりかたとその返し方を行いました。日本拳法道では寝技は10秒しかないうえに袈裟固ではポイントはとれませんが、そこからの連携が多々あるのでこれらはそのとっかかりと考えています。
固め方と返し方を同時にやっておけばどうなったときに返されるのかがわかるため、足の位置や体重のかけ方の意味がわかりやすいと思っています。
後半は基本的な受け返しを行い、マススパーに進みました。マススパーでは、試合中の息の整え方を意識するために、2分の連戦としてみました。 最後にクールダウンとして軽くサンドバッグ打ちを行いました。
総合ルールは、様々な間合いの技を練習した上でそれらの連環についても意識する必要があるのでとても大変ですが、逆にそこが面白いのだと思います。ジェネラリストを目指してもいいし、スペシャリストを目指してもいい、という多様性を認める懐の広さを大切にしたいものです。